更新日：2023年02月23日

　白井市大松にお住まいのお客様より、ご実家を賃貸に出すので屋根を点検してほしいとお問い合わせをいただきました。築40年程になる2階建て・瓦屋根のお住まいは、元々ご両親がお住みになられていましたが、高齢のためほとんど1階で生活されていたとのことでした。

2階居室には雨漏りが発生していました

　さっそく現地へお伺いし、お住まいの状態を確認させていただきました。ほとんど入ることがなかったという2階居室の天井には大きな雨染みができており、間違いなく雨漏りを起こしている様子でした。一度発生した雨漏りは補修・修理を行わない限り、決して直りません。また、発覚するのが遅くなればなるほど被害は拡大し、補修にかかる費用も高くなってしまいます。普段、あまり使わない・入らない部屋がある方は、定期的に室内に問題がないかだけでも確認されることをおすすめします。

　押し入れの天井に点検口が備わっていたため、屋根裏の様子を確認させていただきたくと、真っ暗なはずの屋根裏の一部から光が射しこんでいました。外の光が入り込むということは屋根に穴が空いてしまっているということですので、これが雨漏りの原因に間違いないでしょう。

防水紙の経年劣化

　屋根に上がって瓦を点検させていただきましたが、耐久性が高い屋根材ということもあり、瓦自体にヒビや割れなどの雨漏りの原因になりうる症状は確認できませんでした。そうなると、残るは屋根下地です。防水紙や野地板になんらかの症状が出ていると思われます。
　先ほど、屋根裏に光が射しこんでいたあたりの瓦を外して防水紙の状態を確認すると、一部が捲れあがって野地板が露出してしまっている状態でした。野地板の下はもう屋根裏ですので、水を垂らせば雨漏りする状態です。これでは屋根としての機能は果たせていません。

　部分的な葺き直し工事も可能でしたが、築年数を考えると瓦を外した箇所以外にもいつ不具合が出てもおかしくない状態ですので、屋根全体的なメンテナンスを行った方がゆくゆくは手間がかからなくなると判断し、屋根葺き替え工事をご提案しました。街の屋根やさんでは、税込み1,097,800円（※）から屋根葺き替え工事を承っております。
※切妻屋根60㎡ スレートからスレートへの葺き替えの場合

　私たち「街の屋根やさん」では、マスク着用・手指アルコール消毒などの新型コロナウイルス対策に取り組んでいます。お客様のお住まいへ点検・工事にお伺いする際も徹底してまいりますのでどうぞご安心してお問合せください。