更新日：2021年05月15日

雪止め金具を設置して被害を事前に防ぐ

本日は江戸川区で行った雪止め金具の設置工事をご紹介いたします。雪止め金具とは、屋根に積もった雪が地上に落とさないようにするためのものです。よく雪国では雪下ろしという作業を行っているので、雪を落とさないようにするのは逆に良くないのではないかと思われがちです。しかし、それは積雪が1m以上などの大雪の場合で、その重みで家が傷んでしまうためです。東京都内での積雪量でしたら、雪の重みで受けるダメージよりも落雪による被害の方が問題ですので、雪を落とさないための処置が必要になるのです。
雪の被害として多いのが雨樋の破損です。雨樋に雪の重みがかかり壊れてしまうのです。他にも雪が凍ってしまい、それが落ちてカーポートを破損させてしまうこともありますので、雪の備えはしておくようにしましょう。

雪止め金具取り付けの様子

これから雪止め金具を取り付ける屋根です（左写真）。現状は設置されていませんが、雪止め金具は後から取り付けることが可能です。
スレートに取り付ける場合はスレートとスレートの隙間に差し込むと、その先に返しがあるので引っ張っても抜けずに固定されます（右写真）。

屋根に阿弥陀状に設置します（右写真）。雪止めの数や間隔は積雪によって変える必要があります。積雪の少ない地域でしたら雪止めの数はそれほど多い必要はありませんが、その判断は地域の特性を知っている地域密着の業者にお願いすることが良いでしょう。

Lアングルの雪止め金具で落雪を防ぐ

今回はより強力に落雪を防ぐことができるLアングルも取り付けます。このタイプの雪止めはスレートだけでなく、金属屋根材を使っている屋根や瓦などにも使うことが可能です。また、落雪防止効果が高いので雪が落ちやすい勾配が急な屋根にもよく使われます。
落雪による被害は火災保険が適用できますので、もし被害に遭った場合は保険適用可能であるか確認しましょう。しかし、まずは事前に落雪を防止するための処置として雪止め金具を取り付けてみてはいかがでしょうか？
街の屋根やさんではお住まいの状態やタイプ、積雪量などを考慮した雪止め設置のご提案が可能です。気になる方はお気軽にご相談ください。