更新日：2022年06月08日

　府中市四谷にて、購入した中古物件の点検をしてほしいとご依頼をいただき無料の現地調査にお伺いしました。ご購入された物件は築30年になるそうです。

　お住まいに使用されていた屋根材はアスベストを含有したニューコロニアルというスレートでした。現在は健康被害の観点からアスベストは製造を中止されておりますが、2004年以前に製造されたスレート材にはアスベストが含まれている可能性があります。お住まいが建設されたのは30年前ということでしたので、やはりアスベスト含有屋根材の製造が中止される前の時期となりますね。

屋根にはヒビや苔・藻が発生していました

　それでは屋根点検中の様子を見ていきましょう。屋根材に欠けこそ見られませんが、ところどころヒビが入っている箇所がありました。スレート屋根は経年劣化によって塗膜が劣化し、水分を吸収してしまうようになるとヒビが入るようになってしまいます。
　また、屋根表面に苔や藻が発生している様子も見られました。これらも屋根が水分を含むようになることが原因となっており、屋根材が乾燥しにくくなり苔や藻が好むような環境になることで繁殖を招いてしまいます。

板金も調査していきましょう

　板金には錆が発生している箇所がありました。錆が発生してしまうと金属は脆くなってしまいます。錆には別の場所へ広がっていくという特性もあるため、板金のメンテナンスも行っていきましょう。また、築30年ということですので板金の下に設置されている貫板という木材が劣化していることも考えられます。貫板が経年によって劣化していくと棟板金が浮いてしまったり、最悪の場合強風によって飛散してしまうこともあるため注意が必要です。

　お客様は耐震性をご考慮されており、軽量の屋根材をご希望されていたため、今回は金属屋根を使用した屋根葺き替え工事をご提案いたしました。屋根葺き替え工事とは屋根材はもちろん、屋根材の下に敷設されている防水紙や野地板などの下地部分も全て新しいものに取り換える工事です。屋根葺き替え工事を行うことにより屋根の寿命がリセットされ長期間維持していくことのできる屋根に生まれ変わらせることが可能です。

　私たち、街の屋根やさんでは人気の高いスレート屋根からスレート屋根への屋根葺き替え工事を税込み987,800円から承っております。屋根葺き替え工事の他にも、屋根の劣化によってはより低価格な屋根カバー工法のプランもお選びいただくことができますので、まずは街の屋根やさんの無料点検をご活用ください。現地調査にお伺いしたあと、詳細なお見積りを無料で作成させていただきます。新型コロナウイルス対策としてマスクの着用や消毒の徹底などにも取り組んでまいりますので、屋根のことでお困りの際はどうぞ街の屋根やさんのご利用をよろしくお願いいたします。