更新日：2022年04月19日

　茅ヶ崎市香川にてお住いのお客様より、「屋根の変色が目立つようになったので、塗装をした方が良いか確かめて欲しい」とのお問い合わせを頂きました。屋根材にはスレートが使用されており、築30年程が経過しているようです。スレートは傷み具合によって塗装が出来るか変わってくることもあり、現地の調査で新たな劣化症状が見つかることもあります。しっかりと点検をした後に、お住いの屋根へ必要な工事をご提案させていただきます。

屋根材を保護する塗膜の役割

　さっそく屋根に上がらせていただくと、確かに黒い汚れのような変色が至る所で発生していました。屋根材であるスレートは表面を塗膜で保護し、防水性や耐候性が備わるようになっております。その塗膜が経年によって劣化してくると、雨が降った後の撥水が悪くなってしまい、水分を好むカビや苔の繁殖が始まってしまいます。
　完全に塗膜が剥がれた状態になると、スレートが雨水の吸収と乾燥を繰り返したり、紫外線の影響を直接受けるようになることで傷んでしまいますので、そうなる前に塗装メンテナンスを行うことが重要です。

防水紙などの寿命を考慮した工事

　今回の調査では何枚かのスレートが傷んでしまい、欠けてしまっている箇所などが見受けられました。塗膜で保護されているのはスレートだけではなく、屋根の頂上部に設置されている棟板金も同様です。棟板金は塗膜が劣化すると錆が発生し始め、やがて穴が空いてしまうと雨漏りにも繋がりますので注意が必要です。
　今回はスレート自体に傷みの症状が見られることや、20～30年とされる防水紙の耐用年数を考慮し、屋根カバー工事か葺き替え工事が適切であることをご説明させていただきました。塗装によって耐久性を回復させ、スレートの寿命を延ばしたとしても防水紙が傷んでいると雨漏りが発生してしまいます。そのため、下地を含めた屋根全体のメンテナンスが必要な時期となっていました。屋根カバー工法では金属屋根材でカバーした場合、767,800円～（税込）が費用としての目安となります。

　私たち街の屋根やさんでは、新型コロナウイルス対策としてオンラインでのご相談も受け付けておりますので、ご安心してお問い合わせください。