更新日：2023年02月16日

　川崎市多摩区お住まいのお客様より、スレート屋根の破片が庭に落下しているため点検をしてほしいとご相談をいただきました。現在のご住宅にお住まいになられてからは築15年になるそうで、スレート屋根が複数箇所割れてしまっているようです。実際に現場へと調査に伺い、点検をしてまいります。

スレート屋根の症状を点検

　まずはスレート屋根に上らせていただき、問題の箇所を確認していきましょう。確かに屋根材が至る所で割れてしまっています。屋根材が割れたことで落下し、欠損してしまったと思われる箇所がいくつかありますが、ヒビ割れのみに留まっている箇所も何点かありました。お客様は以前7年ほど前にも屋根の塗装工事を行っていたそうで、どうやら当時からヒビ割れは発生しており、塗装工事の際にコーキングによって補修をしていただいていたようです。

　屋根塗装には美観を整える役割はもちろんですが、大幅に改善といかないまでも塗装によって屋根表面をコーティングし防水性や耐久性を高める効果もあります。スレート屋根の塗装メンテナンスのサイクルは10年ほどが目安であると言われており、前回・今回ともに適切なタイミングでメンテナンスをされていると思いますが、今回のように目安より早いサイクルで損傷が起こるということは屋根材自体に問題が発生しているのかもしれません。

釘の露出により雨漏りの心配も

　スレートが割れてしまっている箇所を見てみると釘が露出してしまっておりました。本来であればスレートによって隠れているのですが、露出していることで釘穴から雨水が侵入することが容易になり、雨漏りの原因となってしまいます。

　以上の調査結果をお客様にお伝えさせていただき、ご相談の結果屋根葺き替え工事をしていくこととなりました。野地板や防水紙なども増し張り・新設し、新しい屋根材に葺き替えることで屋根の寿命をリセットすることができます。

　屋根材の破片がご自宅の周りに落ちていることにお気づきになられましたら、屋根に大きな問題が起きているかもしれませんので屋根工事に詳しい業者の方へ速やかに点検の依頼をされることをオススメいたします。
　私達、街の屋根屋さんでは無料で点検・お見積りを実施しておりますのでお気軽にご連絡ください。マスクや体温管理の徹底など新型コロナウイルス対策も継続して行ってまいりますのでご安心ください。