更新日：2022年02月28日

　足立区西伊興にお住まいのお客様より「先日訪問してきた業者の方に棟板金の下地に使用されている木材が腐っているのでメンテナンスが必要な状態」と指摘を受けお見積りを頂いたが1社で決めてしまうのも不安なので点検・お見積りをお願いしたいとご相談を頂きました。

　屋根調査に伺いました。屋根にはスレート材が使用されており4年程前に屋根塗装工事でのメンテナンスを行っている屋根でした。築年数から考えると屋根が綺麗な状態でしたので、塗装をしたのだとすぐに分かりましたが塗装から4年経過しており色褪せの症状がでてしまっていました。

　指摘を受けた棟板金の確認を行いました。棟板金の釘には、浮きが見られ固定力が甘くなっていました。業者の方が指摘したように貫板が腐食していた場合、板金が固定されずにバタバタしてしまいますがその様な症状は出ておりませんでしたので、腐食が著しいとは考えにくい状態です。また、以前の塗装の際に板金部分も塗装を行われて折りましたが板金部分の塗装には剥がれが多く見られました。

　棟板金の塗装が剥がれていたことにより、部分的に錆の発生が見られました。板金は鉄製ですので素地が見えてしまうと湿気等の水分により錆の発生原因となります。錆が出てしまうと板金の腐食による耐久性の低下に繋がりますので鉄部塗装の剥がれには早めの対応が必要です。スレート屋根の調査も行いましたがスレートの割れが1箇所確認できました。現在雨漏りの発生も無いことから防水紙に重大な劣化の症状は出ていないと思われます。

　指摘された症状はありませんでしたが、劣化の症状は見られましたのでお客様にご報告したところ棟板金のメンテナンスと屋根全体のメンテナンスのお見積りを見比べて工事の検討を行いたいとのご希望でしたので各種工事のご提案を行わせて頂きました。

　私達「街の屋根やさん」では、引き続き新形コロナウイルスの感染対策を徹底して行っております。お困り事が御座いましたらお気軽にご相談頂きたいと思います。