更新日：2022年05月01日

　松戸市稔台にお住まいになられているE様より「屋根材の一部が自宅の前に落下しているので屋根の点検をお願いしたい」とお問い合わせを頂きました。屋根の調査を行い状況の確認を行わせていただきます。

現地調査

　調査に伺いました。先ずは落下していたと思われる屋根材の破片を確認させて頂きました。落下した破片はさほど大きい物ではありませんでしたが人や物に当たってしまえば怪我や破損に繋がってしまうと思われました。E様邸周辺は瓦屋根の建物が多く建てられていましたので落下していた破片はE様邸の物の可能性が極めて高い状況です。

　屋根に登り屋根材が落下している箇所を確かめると、寄棟屋根の隅棟の際部分の屋根材が抜けているのが確認できました。隅棟付近の1枚のみが抜けていたので見つけるまでは少々時間がかかりましたがなんとか見つけることが出来ました。

　屋根全体の確認も行いまして屋根材の落下は上記の1箇所でしたが、所々に細かなヒビ割れが多く発生していましたのでヒビ割れが進行してしまうと他の部分でも落下の心配がありました。

　E様邸に使用されている屋根材はアーバニーと言われ昭和57年～平成17年に渡り旧クボタ（現ケイミュー）で製造されていた屋根材で、スレート1枚1枚が独立して見えるお洒落なデザインが特徴的な屋根材です。製造期間の間にアスベスト規制の兼ね合いで2回のモデルチェンジがされており平成13年～17年の間に製造された物はノンアスベスト屋根材になりますのでメンテナンスには注意が必要です。

　棟板金には釘の浮きが多く確認できました。現段階では板金の飛散はありませんが釘の浮きが大きくなち抜けてしまうと板金の固定が弱くなってしまい飛散のリスクが高まってしまいますので注意が必要です。

　築年数や屋根の状態を考慮し工事のご提案としては、屋根カバー工法でのメンテナンスのご提案を行わせて頂きました。築年数が経過している屋根では上記で紹介した様な症状が出ている可能性が高いですので1度点検をされてみるのも宜しいかと思います。

　私達「街の屋根やさん」では、引き続き新型コロナウイルスの感染対策を徹底して行っております。お困りの際はお気軽にお問い合わせ頂きたいと思います。