更新日：2021年07月13日

　板橋区前野町にて管理しているアパートから雨漏りが発生していると、お建物を管理されている不動産会社様よりご連絡をいただきました。現地調査に伺い、雨漏りの状況と屋根の状況を確認し工事の御提案をさせて頂きたいと思います。

現地調査

　現地調査に伺いました。屋根は一部急勾配となっており登れるかどうか不安でしたが梯子を掛けてなんとか登ることが出来ました。屋根に登れない場合でも弊社では、ドローンを使用しての屋根調査も行っておりますので屋根に上るのが困難そうなお建物での一度ご相談を頂きたいと思います。

　屋根に登って屋根全体を確認しました。屋根材は2種類使われており南面、北面の屋根はスレート屋根材が使用されており西面の1面だけがシングル材が使用されておりました。築年数が経過しているのでスレート、シングル材共に劣化の症状が確認できます。雨漏りが発生している部分は、シングル材葺きの下に位置している場所でしたので確認すると、シングル材が劣化により切れてしまい隙間が開いている部分がありました。シングル材の下にはルーフィングが確認出来ず野地板が見えてしまっている状態です。

　スレートは、表面塗膜の劣化が進行しコケの発生が目立ちました。塗膜が痛み屋根材が水を吸ってしまうと屋根材が反ってしまい写真のように隙間が開いてしまいます。棟板金には、釘の浮きや板金表面のサビの発生が確認出来ました。板金は風の影響を受けやすい部分になりますので、釘の浮きや緩みには気をつけなくてはいけません。

　こちらの建物は、VHFのアンテナが2本設置されておりましたがどちらも倒れてしまっています。アンテナを固定していたワイヤーも切れてしまい屋根に乗っかっている様な状況でした。近年台風の勢力を増している傾向があるので強風の際にアンテナが落下してしまう危険性も有りました。

　上記の内容から、屋根全体のカバー工事と部分補修としてシングル材の面の部分葺き替え工事を御提案させて頂きました。工事の際には、アンテナの撤去も兼ねて行いますのでご安心頂きたいと思います。

　私達「街の屋根やさん」では、新型コロナウイルスの感染対策を引き続き行い調査に伺っております。お困りの際にはお気軽にお問い合わせを頂きたいと思います。