更新日：2021年11月02日

　柏市大青田にお住まいのお客様より「台風（2年前）により軒天が剥がれてしまったが火災保険で直したい」とのご相談をいただきました。風害などの自然災害で建物に被害が出た場合、ご加入の火災保険で元の状態に復旧する費用を保険会社が負担してくれます（保険の種類にもよります）。また、補修に必要な足場費用もまとめて申請できるのです。災害は原則として3年前まで遡ることが可能です。保険会社・保険種類により、免責金額等の条件があるようです。事前に確認されておくことをお勧めします。

被害状況を確認

　軒天の端の部分が酷く剥がれている状態でした。軒天は住宅を雨から守る傘の役割をしています。雨や風などの影響を受け、汚れたり、剥がれたりします。剥がれは、木材系や化粧板でよく見られ、ベニヤ板の数層が剥がれていたり、ささくれのように欠けてしまう劣化症状です。状態により補修方法も変わってきます。酷い場合は、軒天だけでなく外壁にも補修が必要となってしまいます。軒天は下から見上げると、比較的見える位置にありますので、日頃から目視でのチェックをお勧めします。

破風部分の反りを確認

　
　経年劣化により、破風板が反っている状態でした。これにより、端の部分の軒天剥がれが発生し、どんどん広がったのではないかと推測できます。軒天のメンテナンス方法には「重ね張り」、「張り替え」、「塗装」があります。今回は、破風板を固定し、軒天を「張り替え」する修繕方法をご提案しました。

軒天の交換実施

　既存の軒天を撤去し、カラーベニヤを取り付けました。軒天に使用する部材は、べニヤに比べ価格が若干高めですが、耐久性や耐火性、耐水性に優れたケイカル板もお勧めです。私達、街の屋根やさんでは、使用する部材についてもメリット・デメリットをご説明し、ご納得いただいたうえで工事内容を決定しております。ご安心して何でもご相談下さい。現在、新型コロナウィルスの対応として、点検結果のご報告や御見積書は、お電話と郵送／メールで対応させていただいております。