セメント瓦(モニエル瓦)は塗装が必要?劣化のサインとメンテナンス時期
更新日:2026年02月28日
築20年〜30年ほどの洋風なデザインの住宅で、厚みのあるおしゃれな瓦屋根を見かけたことはありませんか?
それはもしかしたら「セメント瓦」や「モニエル瓦(乾式コンクリート瓦)」と呼ばれる屋根材かもしれません。
デザイン性に優れたこれらの屋根材ですが、実は日本の伝統的な陶器瓦(日本瓦)とは違い、定期的な「塗装」によるメンテナンスが不可欠です。
「瓦だから塗り替えなんていらないでしょ?」と放置してしまうと、思わぬトラブルにつながることも。
今回は、セメント瓦・モニエル瓦の特徴と、なぜ塗装が必要なのか、その理由について詳しく解説します。
セメント瓦はセメントと砂を原料としたもの、モニエル瓦はセメントと砂利を原料として表面に着色スラリー層という特殊な処理を施したものです。
どちらも昭和後期から平成にかけて、洋風住宅ブームとともに広く普及しました。
陶器瓦のように高温で焼き締めて作られていないため、瓦自体に防水性能がほとんどありません。
その代わりに、表面に「塗装」を施すことで防水性を持たせています。
しかし、残念ながら現在ではどちらも国内での生産がほぼ終了しており、修理のための新しい瓦を入手するのが難しくなっています。
セメント瓦やモニエル瓦は、新築から10年〜15年ほど経つと、紫外線や雨風の影響で表面の塗膜が劣化し始めます。
最初のサインは「色あせ」や「変色」です。鮮やかだった色がくすんできたら、防水性能が落ちてきている証拠です。
さらに劣化が進むと、瓦が雨水を吸い込むようになり、湿気を好むコケやカビ、藻が発生して屋根が黒ずんだり緑色になったりします。
水を吸った瓦は脆くなり、冬場の凍結などでひび割れが発生しやすくなります。
「見た目が悪いだけ」と放置せず、これらのサインが出たらメンテナンスの検討時期です。
前述の通り、セメント瓦やモニエル瓦の防水性は、表面の「塗装」によって保たれています。
塗装が劣化して防水性が失われると、瓦自体がどんどん水を吸い込み、ボロボロになって耐久性が著しく低下してしまいます。
最悪の場合、瓦が割れて落下したり、そこから雨水が侵入して雨漏りの原因になったりすることもあります。
手遅れになって大規模な葺き替え工事が必要になる前に、定期的に「塗り替え」を行って防水のバリアを復活させることが、屋根を長持ちさせるための必須条件なのです。
これらの瓦、特にモニエル瓦の塗装には非常に高度な知識と技術が必要です。
モニエル瓦の表面には「スラリー層」という着色層があり、劣化したスラリー層を完全に除去せずに上から塗装しても、新しい塗膜と一緒にすぐに剥がれてしまうからです。
そのため、徹底的な高圧洗浄で古いスラリー層を洗い流し、その上でスラリー層を固める特殊な「専用下塗り材」を使用しなければなりません。
この知識がない業者に依頼してしまうと、せっかく塗装しても数年でダメになってしまうトラブルが後を絶ちません。
必ず施工実績が豊富な専門業者に依頼するようにしましょう (^_-)-☆
ご自宅の屋根が「陶器瓦」なのか「セメント瓦・モニエル瓦」なのか分からないという方も多いかもしれません。
まずは、専門家に屋根の状態を見てもらい、瓦の種類と劣化状況を正しく診断してもらうことが大切です。
わたしたち「街の屋根やさん」では、豊富な知識を持つスタッフが、お客様の屋根に最適なメンテナンス方法をご提案します。
生産が終了している貴重な屋根材だからこそ、正しい知識と技術で大切に守っていきましょう!
色あせやコケが気になり始めたら、ぜひお気軽にご相談ください (*^_^*)
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