はじめに

皆さんのお住まいの屋根、どんな形をしていますか？

「屋根なんて全部同じ」と思っていませんか？

実は、屋根材の種類によって見た目も耐久性も大きく異なります。

今回は、戸建て住宅でよく使われる「スレート屋根材」の中から、5つの種類をピックアップして、屋根専門業者『街の屋根やさん』が写真付きでわかりやすく解説いたします。

屋根のリフォームやメンテナンスをお考えの方はぜひ参考にしてください。

スレート屋根材：シンフォニーグランデ

シンフォニーグランデは、鮮やかな発色と立体感のあるデザインが特徴です。

形は波打つようなラインが独特で、遠目から見ても美しく目を引きます。

ノンアスベストスレート屋根材の初期型モデルの位置づけにあり、経年劣化によってとても割れやすい屋根材になることから、塗装メンテナンスはおすすめできない屋根材となっております。

スレート屋根材：セイバリー

セイバリーは、凹凸のあるリアルな石材風の質感が特徴です。

形はやや不規則なデザインで、自然な風合いを演出します。

製造年月日によってアスベスト入りとそうでないものがあります。

２００６年以前に建物を建てられてから屋根材を変えたことのない方は、アスベスト入りのセイバリーを使用されている可能性が高いです。

アスベストを含んでいるからと言って不安になることはありません。

正しいメンテナンス方法を知ることで、価格を抑えて新しい屋根材へと生まれ変わらせることができます。

スレート屋根材：パミール

パミールは、過去に多くの住宅で使用された屋根材ですが、現在では劣化による不具合が報告されています。

形状はシンプルながらも、層状に剥がれるような経年劣化が目立つのが特徴です。

こちらもノンアスベストスレート屋根材の初期型モデルであり、塗装メンテナンスをおすすめしておりません。

できれば葺き替え工事を行いたい屋根材ですね。

スレート屋根材：フルベスト20

フルベスト20は、縦ラインの入ったスタンダードなデザイン、下端の小口の凹凸が小さめなであるのが特徴です。

表面の質感が均一で、落ち着いた印象を与えます。

屋根点検に行くと築２５年以上のお住まいによく使用されている屋根材です。

こちらはアスベスト入りの屋根材なので、雨漏りを起こしていないのであればカバー工事を選択するのがベストかなというところです。

スレート屋根材：アーバニー

アーバニーは、1枚の長さが約９１０ｍｍある屋根材にスリットが入っており３枚に見えるデザインが特徴的なスレート材です。

見た目が洋風でオシャレな印象を与えるため、デザイン性を重視する住宅に多く採用されています。

こちらは築年数によってアスベスト入りとそうでないものがあります。

スリット入りであるがために、耐久性が低く割れやすいのも特徴です。

塗装メンテナンスでなく、カバー工事か葺き替え工事を選択することが今後お住まいに長く住むことを考えたときに大事になってきます。

まとめ

今回ここで紹介された屋根の他にもたくさんの種類の屋根材が世の中に存在しています。

それぞれの屋根材に適したメンテナンス方法があるので、屋根の製品名を教えてくれる屋根のプロに見てもらうことが大切です。

街の屋根やさんでは、屋根の無料点検を通じて、お客様の屋根材の状態を正確に診断し、最適な対策をご提案いたします。

お気軽にご連絡ください！