塗装前と塗装完了後です。

土浦市のお客様から屋根の点検をしてほしいと連絡がありました。
１５年ほど前に一度塗装をした事はあるそうですがそれ以来一度も点検していないので心配しているという事でした。

早速お伺いして点検させていただきました。

点検の結果はかなり屋根の状態が悪いという結論となりました。
地震や強風の影響と思われますが、屋根材が破損し飛散してしまっていたり、クラック（ひび割れ）が無数に発生していたりという状況でした。

修繕方法としては二つしかありません。
①屋根の葺き替え
②コーキングをし塗装

葺き替えは塗装より費用は高くなりますが、今後２０年弱は屋根の剥がれや割れの心配がなくなります。（葺き替え後の屋根材にもよります）
塗装は葺き替えより費用を抑えられます。
但し、葺き替えと違い長期の屋根の保持は期待できません。

今回は上記をご説明の上、ご予算の関係で塗装で施工する事となりました。

さて、塗装で施工する事とはなりましたが今回の施工は大変です。
せっかく施工させていただくのでできるだけ今の屋根を長持ちさせたいという思いがあります。
塗装の工事の流れはおおまかに
①洗浄
②下塗り
③中塗り
④上塗り
となります。

しかし今回の屋根は現状でクラックが大量にあるので最初の洗浄から慎重に作業をする必要があります。
また、洗浄後そのまま塗装をするわけにもいきません。
全てのクラックにコーキングをしてあげる必要があります。
ここまで丁寧に作業していけば少しでも長持ちさせてあげることが可能となります。

コーキング作業です。
あちこちひび割れだらけです。
コーキングで補修するだけで、１日以上かかりました。

コーキング作業です。

このように大きいクラックだけではなく細かいクラック全てにコーキングを施工していきます。
見逃しがないよう慎重に屋根の状態をしっかりと見ていきます。
今は白い線が多数ありますが塗料が付くコーキング材を使用していますので塗装後には目立たなくなります。

下塗り作業です。

コーキング作業が終わったら次は下塗り作業となります。
ここからは通常の屋根塗装と同じ工程です。
但し、人間の目で見えない細かいクラックはまだ多数あると思われますので、
作業は慎重におこなっていきます。
目に見えない細かいクラックにコーキング作業を行うことはできません。
今後そのクラックが大きなクラックに成長してしまう可能性があります。

その可能性を少なくする為にも塗装が必要となります。
塗料が細かい隙間に入ってボンドの役目となるのです。

中塗り・上塗り後

中塗り・上塗り後

塗装が無事終わりました。

すっかりコーキングは目立たなくなりました。
これでまた屋根が長持ちしてくれます。

できればクラックが多数発生してしまっている屋根は葺き替えたほうがいいのですが、ご予算やお客様のご予定の都合等で塗装となってもできるかぎりの対応を致します。

点検・お見積りは無料で行います。

是非一度ご相談ください。