水戸市で敷地に欠片が落ちてきていた屋根材はコロニアルNEOです
更新日：2022年11月29日
コロニアルNEOが属する平板化粧スレートは、主成分となるセメントに繊維を混ぜて成形した物です。
以前はその繊維にアスベスト（石綿）が使用されていたのですが、アスベスト健康被害が全国的に社会問題化し、使用禁止以前に屋根材各社がノンアスベスト（石綿を含まない）屋根材を開発しました。
そして、その切り替わり時期に作られた1種が、コロニアルNEOです。
経年時の症状を簡単に言えば、脆い、ひび割れ・破損・脱落などが発生してしまう屋根材です。
今回の相談者様も『敷地に屋根材が落ちてきていた』とご相談を頂きました。
通常、私達が屋根調査を行う場合は、出来得る限り屋根に登って触診調査を行いますが・・・
コロニアルNEOは、踏み歩くだけで破損が進行してしまいます。
そのため、地上から確認してコロニアルNEOだと判明した場合は、高所カメラなどで撮影確認します。
今回の現場の屋根も、やはり所々で破損が発生して破片が滑り落ちてきていました( ;∀;)
お客様は、地上に落ちていた屋根材に異変を感じ、ネットで色々調べながら建築仕様書を確認してコロニアルNEOだと認識されていおり、塗装してはいけない屋根だとも判断されていました。（素晴らしい☆彡）
平板化粧スレートは、部分差し替えやコーキングなどでのひび割れ補修も行えますが・・ではなぜ！？塗装してはいけないのでしょうか？？
以前、当店で調査したコロニアルNEOの屋根で解説しますね(^o^)丿
この現場は、以前当店で調査を実施した茨城県内の屋根です。
他社さんが屋根塗装と行おうと高圧洗浄をかけてしまい、全体的にコロニアルNEOが破損してしまった現場でしたが、屋根材の性質を理解せずに行ったがために発生した物です。
これがコロニアルNEOの怖い所・・・( ;∀;)
詳しい屋根業者であれば形状を見ただけで判断が付きますが、業者さんの中には識別できずに塗装を実施してしまうケースも少なくありません。
コロニアルNEOのメンテナンスは、カバー工法工事or屋根葺き替え工事が必要です。
今回のお客様同様、当ブログをご覧の方で敷地内に平板化粧スレート屋根材の破片が落ちていた場合は、建築仕様書などで良く確認した上でメンテナンス方法を検討してみて下さいね(^^♪
コロニアルNEOの【適切なメンテナンス方法は2種類】
①今の屋根を解体し、新しい屋根に作り替える屋根葺き替え工事（ふきかえ）
屋根葺き替え工事の詳しい解説リンク▶屋根葺き替え工事を詳しく解説！
②今の屋根の上に重ねて屋根を作る、屋根カバー工法工事（屋根が二重）
屋根カバー工法工事の詳しい解説リンク▶屋根カバー工法工事を詳しく解説！
葺き替え工事とカバー工法工事を簡単に比較すると、今の屋根を解体するか？温存するか？です。
屋根葺き替えは屋根解体費用や処分費用が発生し、解体処分費用は一般的な屋根面積で凡そ30万円前後！
カバー工法は屋根の重量が嵩むのがデメリットですが、コロニアル屋根の重量は1㎡で約20㎏に対し、ガルバリウム鋼板での屋根カバーで嵩む重量は1㎡あたり約5㎏です。皆様はどう判断されますか？
古い物を封じ込めているようで嫌だ！と言う理由で、屋根葺き替え工事を希望されるお客様もいらっしゃいますが、ザックリした割合で出すと1：9で屋根カバーを選択されるお客様が多いです。
今回の現場屋根は破損は複数ありましたが、カバー工法工事で対応できる状態でしたので、お客様のご希望通り屋根カバー工事でお見積書を提出させて頂き、今現場の調査は完了です。
屋根の状態によってもベストな工事法は異なり、お客様の要望通りにいかないケースもあります。
『家の屋根はどう！？』『どんな屋根工事法が最善！？』等、迷ったら当店にご相談下さいね。
街の屋根やさん水戸店は、現状を適切に判断し、お客様に分かり易くご案内します(^^♪
コロニアルNEOをもっと詳しく知りたい方▶コロニアルNEOの最適なメンテナンス法
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