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日立市で瓦屋根を解体!雨漏り原因だったルーフィングに著しい破損を確認
更新日:2022年11月30日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
本日は日立市の屋根の葺き替え工事の現場より、雨漏りを起こした瓦屋根の解体の様子お届けいたします。
「屋根の下地はどうなっているの?」「雨漏りはなぜ発生するの?」といった点についても併せてご報告しますので、よろしければご参考になさってくださいね(*•◡•)ノ
お客様宅は築約40年、屋根材はセメント瓦を使用しています。
セメント瓦はセメントと川砂を混ぜて作られた瓦で、今から半世紀近く前の高度経済成長期に、住宅不足を補うため大量に生産されていました。
耐用年数は30年~40年ですが、現在は取り扱う会社が少なく、一部のみの補修が難しくなっています。
雨漏りが発生していた現場のセメント瓦もすでに廃盤になっていることから、今回は下地から改善して葺き替える工事を行うことになりました。
室内の雨漏りは、2階を中心に複数箇所で起こっていました。
雨漏りのはっきりとした原因を突き止めるため、セメント瓦を剥がして屋根材の下を確認したところ、ボロボロになって破損したルーフィング(防水紙)が現れました。
ここまで傷んでいると、入り込んだわずかな雨水でも雨漏りを引き起こしてしまいます(°-°;)
根本から雨漏りを解消するには、古いセメント瓦とともにルーフィングも一新する必要がありました。
5名の職人が集まり、いよいよセメント瓦の解体を始めます!
小春日和の中、事前に話し合った段取り通りに作業を進めていきます。
解体はまず屋根の頂上部から行うことが原則です。
軒先から始めた場合、上に残った瓦が滑り落ちてくることがありますので、危険を回避するための手順です。
積み上がった棟瓦を取り外した後、続いて周りの平瓦の撤去に移ります。
棟瓦の下のルーフィング
傷みが著しいルーフィング
棟瓦の下のルーフィングも、破損や劣化が著しく進行しています(´・-・`;)
【屋根材=一次防水】
【ルーフィング=二次防水】
屋根はこの2段階で雨水を防いでいます。
仮に屋根材が吹き飛んでしまったとしても、二次防水のルーフィングに問題がなければ雨漏りは起こりません。
雨漏りが発生している住宅は、屋根材の隙間より雨水が侵入し、ルーフィングの破損箇所を伝って屋内に浸水しているケースが非常に多いのです。
本来はユニック車で瓦を降ろす方が効率的ですが、近隣の状況から使用は断念…
その代わり解体に慣れた職人たちが、撤去した瓦を手作業でトラックまで運びました(๑•̀ - •́)و
作業を開始して2時間あまり、瓦の解体と瓦降ろしが終了しました!
葺き替え工事を行うセメント瓦屋根の面積は52㎡。
全部の屋根材を積み込んだ3トントラックは、いつの間に満載になっていました。
作業を終えた職人たちが屋根から下りて来ると、スズメくらいの大きさの綺麗な小鳥がいました。
数人で近寄っても逃げずに、見守るように10分程度留まった後、どこかへ飛んで行きました。
ソウシチョウという野鳥だそうですが、鳥好きのスタッフからは「羽毛を膨らませて目を閉じている。きっと具合が悪かったはず!」と言われてしまいました(*_ _)՞՞
瓦を全て撤去した後、屋根材の下に敷かれていたルーフィングの全容が明らかになりました。
こちらのタイプのルーフィングの耐用年数は約20年。
寿命をはるかに超えたルーフィングは、柔軟性が失われて粉々に砕け、大きく破れた箇所も所々に見られ、ほとんど役目を果たしていないほど損傷が激しい状態でした。
セメント瓦にもひび割れや欠けがあったので、隙間から浸水しやすい状況でした。
通常であればルーフィングが雨水を遮断してくれますが、ここまで劣化が進んでいては、残念ながら雨漏りは時間の問題だったでしょう…( ;ㅿ; )
!ルーフィングの破損は雨漏りに直結します!
屋根のメンテナンスお考えの方は、見えないところでがんばっているルーフィングも気にかけてくださいね。
屋根葺き替え工事を行う場合、
使用したい屋根材に寿命が近いルーフィングを選ぶことが大切です。
例えば屋根材よりもルーフィングの耐用年数が短いと、まだ屋根材の寿命が残されているにもかかわらず、古くなったルーフィングの交換時には解体しなければなりません。
瓦以外のほとんどの屋根材は、一度取り外してしまうと再利用ができませんので、コストパフォーマンスの面からも組み合わせは重要なんです!
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屋根瓦がまだ丈夫な状態であれば、一旦撤去して下地やルーフィングに改善を施し、再度瓦を戻す方法が可能でしたが、今回の現場のセメント瓦は耐久性が保持できないと判断し、葺き直しではなく葺き替え工事を行うことになりました。
雨漏りは原因があって起こります。
特に二次防水のルーフィングは、「最後の砦」と言われるほど必要不可欠な存在です。
なかなか認知度が上がらないルーフィングですが、屋根工事を検討される時は、一次防水の屋根材だけではなく、下地もしっかり調査できる業者さんに依頼してくださいね!
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