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行方市の雨漏りは、防水紙が経年劣化した上でのセメント瓦破損
更新日:2021年9月15日
今回は、行方市で雨漏りを起こしている屋根の調査を行った現場からご報告します。
8月の後半は暑い日が続いていたと思ったら、9月に入った途端に気温も下がり、今晩から明け方にかけては強めの雨になるという予報です。
強い雨が降ると、当店にも雨漏り修理の依頼が急増します。
では、雨漏りはなぜ起こるのか、今回の行方市の現場の屋根で解説していきたいと思います。
行方市のお客様にご挨拶をさせて頂き、先ずはどの様に雨漏り調査を行うのかを説明しました。
| 雨漏り調査項目① | お客様がどの程度の工事を求めているのか?をヒアリング |
| 雨漏り調査項目② | 室内の雨漏り状況を確認 |
| 雨漏り調査項目③ | 室内から建物全体のどの部分での雨漏りなのかを計測 |
| 雨漏り調査項目④ | 屋根裏天井を確認する(可能な場合は屋根裏を確認) |
| 雨漏り調査項目⑤ | 実際の屋根に登り、屋根の状態を確認 |
| 雨漏り調査項目⑥ | お客様へ、調査結果をご報告 |
状況により、雨漏り散水調査や赤外線調査なども行いますが、先ずはこの段取りで今回は進めていきます。
廊下の天井への雨漏り
洋間の天井への雨漏り
お客様へのヒアリングを済ませ、先ずは室内への雨漏り状況です。
雨漏りは一か所ではなく、廊下の天井や洋間の天井にも起こっていました。
雨染みの様子から推測すれば、ごく最近発生した物ではなく、以前から発生していたと思われる症状で、雨漏り範囲も広がりを見せている事から屋根にも相応の損傷があると思います。
次に、天井裏から屋根の状態を確認するため、押し入れの天袋を開けてみました。
押入れの天袋の天板にも、激しい雨漏り被害が起こっていました。
経年した住宅で天井裏から屋根の状態を確認する際によくある光景で、お客様が棒で突いてみると簡単に穴が開いてしまうほど天板が腐食してしまっていました。
行方市のお客様もお気づきではありませんでしたが、押入れの天袋は普段は動かさない物を収納する事が多く滅多に開放しないため、雨漏りの発生に気づきにくい場所です。御覧の皆様も定期的に確認してみて下さいね。
ここまで雨漏りが進行していると、軽微な雨漏り修理での改善は難しいと思います。
次は、実際の屋根に登って、雨漏りを起こしている屋根を確認していきます。
屋根材は、年季が入った(30年~40年経過した)セメント瓦屋根です。
セメント瓦は、基材であるセメント素材を退化させないためにも10年に1度のサイクルで塗装を行い塗膜を形成してあげる必要がありますが、現在は塗膜が残っている状態ではなく、セメント瓦も弱っている状態でした。
所々で、セメント瓦のズレや破損が確認できます。
この部分が、激しく雨漏りしていた箇所にあたる屋根です。
棟際の瓦がズレて下地の野地板が見えてしまっており、鬼瓦も大きくズレて口が開いてしまっていました。
セメント瓦を捲ると、防水シートが経年劣化により破損していました。
また、屋根の下地材である野地板はスノコ状のバラ板なので、この状態で雨が降れば、通った雨は全て室内天井まで入ってしまいます。
屋根は、屋根材のみで室内への漏水を防いでいるのではなく、防水紙(ルーフィング)を最後の砦として漏水を防いでいます。
その為、瓦ズレを起こし防水紙が破損すれば、たちまち室内雨漏りに繫がってしまいます。この防水紙の劣化状態とセメント瓦の破損状態を総合すると、既存の屋根を撤去して新しい屋根に変更する屋根葺き替え工事が必要な状態です。
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屋根の葺き替え工事を詳しく解説
(昔)30年以上前の住宅に多い、バラ板野地板
(今)現在、一般的に使われる構造用合板
また、行方市の対象住宅の野地板は、隙間の多いバラ板野地板でした。
その為、野地板にも隙間があり、防水紙の破損時にダイレクトに雨水を浸水させてしまう特徴があります。
以前は、防水紙の性能も良くなかった事から、屋根裏の通気対策として用いられたバラ板野地板ですが、昨今は防水紙の性能も向上したため一面に隙間なくはる構造用合板野地板が一般的になっています。
今回、屋根の葺き替えを検討するのであれば、野地板を構造用合板で重ね張りするのが得策です。
行方市のお客様に撮影画像をお見せしながら、今の屋根の状態や雨漏りの原因を解説させて頂き、手を施すのであれば屋根の葺き替え工事が必要である旨をお伝えし、凡その屋根工事費用もお伝えしました。
今回の行方市の住宅は、取り壊そうか?屋根工事を行おうか?と検討されているようですので
『今後の使用頻度や計画によって、決定されるのが賢明だと思います』とお話しさせて頂きました。
最終的にどのような判断をされるかはお客様です。私達に出来る事があればまたご相談頂ければと思います。
雨漏りを伴う屋根工事は、屋根の状態と下地の状態により大小が決まります。
雨漏りが発生した事に気づいた時に、直ぐに対応すれば雨漏り修理費用も低額ですみ、時間が経過すればするほど工事費用は膨らんでしまします。御覧の皆様も今回の雨漏り記事を参考にし、雨漏りや屋根工事に早めの対策を取るように心がけて下さい。
また、当店でお役に立てる事があればお気軽にご相談下さい。調査・点検・お見積り無料です\(^o^)/
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