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福山市にて入母屋和瓦屋根の葺き替え工事相談|入母屋屋根とは?
更新日:2021年9月14日
葺き替え工事前調査のお話の前に、屋根形状の説明をします。
屋根の形状を文章で説明してご理解いただくのは少し難しいので上図⇧をご参照ください。
このお宅の2階の屋根のように
◎本を開いて伏せたようなシンプルな形状を切妻(きりづま)屋根(上図左)、
◎棟(屋根の最も高い部分)が建物中央に向かって集まっていくような形状を寄棟(よせむね)屋根(上図中央)、
◎切妻屋根と寄棟屋根を合成したようなこのような屋根の形式を入母屋(いりもや)屋根(上図右)
と呼びます。
切妻屋根や寄棟屋根は和風建築・洋風建築ともによく採用される形ですが、入母屋屋根はこのように伝統的な和風建築において主に見られる屋根形状です。
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さらに細かく見ると、下屋根の端部(破風部分)がなだらかな曲線を描いているのがお分かりになると思います(上の写真の赤い矢印をご覧ください)。
こういった
曲線のつけられた破風を起り(むくり)破風と呼びます。
こういう曲線を表現するためには下地も曲線状に調整して取付けないといけません。
屋根を葺く瓦職人、下地を作る大工ともに技量が問われる施工の難しい屋根ですが、完成すると非常に味のある形に仕上がります。
(ちなみに逆向きの曲線は反り(そり)と呼びます。お寺の本堂の屋根を思い浮かべてもらえば分かりやすいかもしれませんね。)
福山市の現場のお話に戻ります。
現場の入母屋屋根を見ていると、
下屋の入母屋屋根の角の辺り(上の写真の青丸部分をご覧ください。)の瓦がずれている様子です。
これは瓦そのものの問題というより、下地の垂木自体が部分的に外れてしまっていることが原因と思われます。
お客さまもこの部分についてご心配されていました。
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屋根の内部の構造ってどうなっているの?寄棟屋根・入母屋屋根に共通して言えることですが、構造的にこういった屋根の角の付近の下地は注意して取り付けないと、
軒先の瓦の重みに加えて人が載ったり風圧を受けたりすることによって、垂木が外れやすくなってしまうことがあるので要注意です。
お客様には瓦屋根の葺き替え工事に際し、この部分については下地からの修繕が必要になる旨説明し、
現場採寸の上、後日修繕を内容に含めた見積書を提出するお約束をして本日の現地調査を終了しました。
瓦屋根葺き替え工事が始まりましたら、また現場ブログにてお伝えいたします。
<街の屋根やさん福山店スタッフ:福島>
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