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生駒市でスレート屋根の破損を発見、『コロニアルNEO』って何?
更新日:2021年8月24日
生駒市で
一昨年前に
塗装工事をさせて頂いたお宅のお隣のお客様からお問い合わせを頂きました
。
工事中に屋根の上からお隣の屋根を見た時に、
スレート屋根の破損を発見し、お伝えしていました。
その時はお話させていただいただけで、特に点検などのご相談をお受けすることはありませんでした。
今年築15年を迎えられる
お宅のメンテナンスについて
インターネットで調べられたところ、
15年くらいで再塗装が必要との記事を多く目にされたことからご自宅の屋根塗装を検討されたとのことでした。
その際に、隣で工事をしていた当社のことを工事を依頼する業者の1つに入れて頂いたとのこと、
本当にうれしく思います。
今回のブログでは、
無料点検にお伺いした様子をご紹介します。
お客様のお宅の屋根材として使用されていた『コロニアルNEO』についても少しご説明させていただきます。
現地に到着し、お客様にお問い合わせいただいたお礼を申し上げました。
当店のホームページをご覧になってお問い合わせいただくことはもちろん大変ありがたいことですが、今回のお客様のように以前に少なからず関わりのあった方からのお問い合わせは特別に嬉しいものです。
と言うのも、当店の対応がお客様にとって不快なものであったり、ご迷惑を掛けたりしていなかったことの証だと思えるからです。
繰り返し工事のご依頼を頂けるように、気を引き締めて誠心誠意お客様への対応を心がけようと改めて思う瞬間ですね。
お家に入らせていただき、屋根に関する不具合や不安などのお話をお伺いしながら、建物の詳細についての書類を見せて頂きました。
こちらの書類『外部仕上表』は、建物の外部をどのような素材や設備で施工するのかを示しているものです。
表の1行目には、屋根材について(クボタカラーベストコロニアルNEO)と
書かれています。
『コロニアルNEO』はカラーベストですが、現在使用されているカラーベストに比べて格段に脆弱な屋根材です。
屋根の形状は
複合タイプです。
切妻のような単純な形状とは違い、複合タイプの屋根は屋根面が合わさる部分が多いため、
雨漏りリスクの高い屋根と言われています。
せっかくの機会ですので、細部までしっかりと点検させて頂きます。
棟には
換気棟が設置されています。
換気棟とは屋根裏の湿気や熱気を排出するために、屋根の棟に取り付けた換気システムの事です。
屋根内部の基礎の劣化防止のために、結露は
大敵です。
結露が起こりやすい屋根裏には換気棟が最適ですが、
一般住宅における換気棟の設置率は10%もありません。
その理由は、換気棟を設置するためには棟に穴を開けるので「
雨漏りするのでは?
」と思われている為かもしれません。
しかし、
当店の熟練した職人が施工するので安心してください。
屋根工事をご検討の際には、一度換気棟も
ご検討いただきたいと思います。
こちらは、屋根面と屋根面の取り合いに設置される樋の役割を持った
谷樋です。
板金が使用されているため、谷板金とも呼ばれています。
谷樋は構造上、屋根に降った雨水が集中するので、板金が腐食して穴が開いたり、オーバーフローした雨水が屋根材の下に流れ込んだりして、雨漏り発生箇所第1位と言われます。
今回、谷樋も点検しましたが、雨漏りは生じていませんでした。
良かったですね。
屋根材を点検していきます。
最初に書いたように、屋根材は『コロニアルNEO』という商品です。
今から15年以前のスレートには強度を保つためにアスベストが混入されていました。
その頃、
アスベストの人体への影響が社会問題となり、メーカーが揃ってアスベスト不使用のスレートを作り始めたのです。
でも、当時はまだメーカーに
アスベストを使わずに強度を保つ技術が無く、結果、壊れやすい屋根材が出来上がったというわけです。
ノンアスベストの屋根材が使い始められてから10年が経ち、屋根表面に細かなひび割れや変色、毛羽立ちといった不具合が多数報告されるようになり、現在は生産中止となっています。
現在販売
されている『コロニアル』は強度も高く、10年で平均的な破損枚数は数枚ですが、『コロニアルNEO』は数十枚割れていることが多いです。
お客様のお宅では比較的少ない枚数でしたが、
それでも多数のひび割れや欠け、色あせ
が見つかりました。
屋根材に被せて雨水の侵入を防いでいる
棟板金や取り合い板金は、
横から釘を打ち込んで固定しています。
この板金の釘は築7年~10年で少しずつ抜け始めます。
釘抜けの原因の一つに『熱膨張』があります。
板金とは金属なので、日中の太陽熱で膨張し、夜間気温の低下によって収縮します。
膨張する時は一緒に釘も引っ張られますが、収縮する時は板金だけが収縮するので、膨張と収縮の繰り返しで釘が抜けてしまうのです。
釘の抜けが原因で、板金の下に雨水が侵入して雨漏りが発生したり、板金が飛散したりすることもあります。
大事になる前にこまめな点検が必要です。
お客様は、屋根と同時に外壁の塗装も検討されていました。
お隣のお宅が屋根と外壁の塗装をされていたため、同じようにしたいと思われたそうです。
外壁は、下半分はタイル貼りで上半分がサイディング貼りになっていて、サイディング壁の塗装をご希望でした。
タイル貼りは、粘土を板状にして焼いて作ったものを貼っていきます。
サイディング貼りは
、セメントや繊維質などを板状にしたサイディングボードと呼ばれる外壁材を貼り付けます。
タイル貼りに比べてサイディング貼りの方が低コストで工期も短くてすみま
すが、
サイディング本体には防水機能が無いため、定期的な塗装が必要になります。
見た目では、タイル貼りの方が重厚感のある洒落た雰囲気の壁になります。
実は、新築から数年後に建物の裏に増築されており、その部分の色の違いが気になっていたそうで、塗装をしたいと思われたそうです。
ひと通りの点検が終了しました。
点検の結果、当店としては屋根材の『コロニアルNEO』は非常に耐久性が低く、塗装をしても長期間の保証はいたしかねるため、
葺き替え工事か
カバー工法をご提案しました。
しかし、お客様には外壁塗装もしたいという思いがあり、予算的にも今は塗装をして様子を見て、10年後くらいを目途に大きな工事を考えたいとのことでした。
お客様のご要望をお伺いした上で、
後日、屋根と外壁の塗装工事の御見積書を提示させていただきました。
お客様は
見積りの内容に
納得されて、工事を依頼していただくことになりました。
次のブログでは、
足場設置の工程からご紹介していきます。
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane@wadatoken.jp
株式会社和田塗建
〒639-1038
奈良県大和郡山市西町208−1


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