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石巻市元倉│東日本大震災の津波で被災して10年経った瓦棒屋根の調査
更新日:2021年5月28日
石巻市元倉にて、10年前の3.11東日本大震災の津波で床上浸水の被害にあったお宅の瓦棒葺き屋根の調査にお伺いしました。
こちらのお客様のお話では、お子様が独立されたためしばらく(3年ぐらい?)使っていなかった子供部屋に行ってみると、天井が落ち、床にカビが生えて大変な状態になっていたそうです。ご主人が屋根に上って確認をしてみると、屋根の一部が剥がれて無くなっており、慌てて当店にご相談に駆け付けた、とのことでした。
中古住宅を購入したとのことで、はっきりとした築年数は分かりませんが、40年以上は経っているようです。瓦棒屋根材の素材はトタンが使われていると思われます。津波で浸水したのであれば錆の影響は避けられません。
大震災の後、外壁と建物自体のリフォームはしたものの、まさか屋根まで剥がれているとは思ってもいなかった、とのことでした。
それでは早速、屋根に上って瓦棒葺き屋根の状態を見てみます。
屋根に上ってすぐ、瓦棒葺きの屋根全体がひどい錆に覆われていることが分かります。津波で海水の影響を受けたのでしょう。
こちらは瓦棒が錆びて腐食したために剥がれ落ちてしまっています。そればかりか防水シートも無くなっています。これでは雨水が素通りしてしまいますね。
瓦棒と防水シートが剥がれ落ち、風雨にさらされてしまった屋根板も腐食してしまい、穴が開いています。
こちらのお宅の瓦棒葺き屋根には立ち上がり部分に木の芯材が使われており、木材を使わない現在の三晃式が採用される前の旧式の瓦棒葺きです。立ち上がり部分を剥がしてみると、中の芯材もだいぶ腐食しているようです。
こちらは軒先部分です。軒先唐草が錆びて破損しています。軒先を守る大事な役割を持つ軒先唐草ですが、これでは役割が果たせません。
こちらの軒先唐草の部分もかなり腐食が進み、崩れ落ちそうな状態です。雨樋はリフォームの際に交換しているのでこちらは大丈夫です。
調査したところ、屋根全体がだいぶ傷んでしまっている状態で、腐食が進んでいるため、強風に煽られたらすぐに吹き飛ばされそうな状態です。これではせっかくリフォームした建物自体の傷みも心配です。
部分的な補修やカバー工法での対応は不可能であることをお伝えし、葺き替え工事のご提案をいたしました。
こちらでは、石巻市の被災者住宅再建事業の補助金制度を利用したいとのお考えのようですので、こちらも提出資料等はできる限りお手伝いしていきます。
ちなみに石巻市の被災者住宅再建事業補助金申請期限が1年間延長されました。
対象となる方で申請がまだの方はこちらのコラムをご参照ください。→
『石巻市の被災者住宅再建事業補助金申請期限が1年間延長となりました!』
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