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石巻市門脇町│築40年超の瓦棒葺き屋根をSGL鋼板でカバー工事(前半)
更新日:2021年5月28日
石巻市門脇町にて、瓦棒葺き屋根のカバー工事の様子(前半)をご紹介します。
こちらは2階建ての瓦棒葺きの屋根で築40年以上経ちますが、これまでに塗装工事を5回、としっかりメンテナンスをされていて、3年前にも塗装を行ったばかりとのこと。今回の工事は「風で2階の屋根からバタバタ音がする」と、お客様からご相談を受けたことがきっかけです。
軒先唐草の木下地(貫板)が腐食して軒先唐草の釘固定が利かなくなり、唐草が浮いていました。風が吹くと「バタバタ」聞こえるのはこれが原因でした。
3年前に塗装工事をしたばかりなのにもう塗膜が剥がれている箇所があちこちに見られました。塗膜が剥がれたところは鋼板の生地が露出して錆び始めています。
こちらは塗膜が剥がれたところが既に錆びています。鋼板自体がそろそろ寿命を迎えており、塗装では機能を維持できなくなっています。
屋根の点検・調査の詳細はこちら→『石巻市門脇町│風で屋根からバタバタ音がする…瓦棒屋根の点検・調査』
お客様は次回のメンテナンスも塗装で…と考えておられたようですが、現在の屋根がもはや塗装ではダメージを回復しきれない状態であり、屋根材の交換が必要であることをご説明いたしました。
そこで、なるべく費用負担を低く抑えたいというお客様の要望により、既存屋根の解体はせずに、S式カバー工法(既存の瓦棒屋根の上から新しい瓦棒屋根材を重ねて葺く工法)で施工することとなりました。重ねる屋根材は、軽量で耐久性に優れたSGL(次世代ガルバリウム)鋼板を加工した瓦棒を使用します。
瓦棒S式カバー工法とは、既存の瓦棒葺き屋根の上に新たな瓦棒を葺き上げることで意匠性を損なわないカバー工法です。
直接、本体やキャップに釘穴を開けたり傷めることなく、立ち上げを絞りこんでまとめる工法です。
カバー工法では、既存の屋根の上から防水シートを被せて張りますが、突起物があると張ることができませんので障害になるものは除いていきます。まずは雪止金具をサンダーで切断します。
既存の雪止金具の解体(切断)が完了しました。
今度は既存の棟包み(棟板金)を解体します。
棟包みの解体が終わりました。土のように見えるのは長年の間に溜まった埃です。これで屋根の上の突起物はなくなりました。
次に新しい軒先唐草を取り付けるために、軒先部分をサンダーで切断します。
軒先の切断が終わりました。
「バタバタ」の音の原因となった軒先の下の腐食した貫板は、新しい貫板(防腐処理済み)と交換します。その上から新しい軒先唐草を取り付けます。
新しい軒先唐草は、新しい瓦棒屋根材と同質のSGL鋼板を加工したものを取り付けました。
既存屋根の上から、防水シート(改質アスファルトルーフィング)を張ります。瓦棒葺きの場合は屋根に凹凸があり、通常のルーフィングでは張りづらいため、1/2幅のカットルーフィングを使用しました。
ルーフィングを張る目的は防水のためが一番ですが、板金屋根のカバー工法の場合、既存屋根からのもらい錆を防ぐ目的もあります。
(後半へ続く)
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