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石巻市泉町で屋根点検│瓦棒葺きのトタンが錆びて棟板金に穴!雨漏り寸前でした。
更新日:2021年5月28日
石巻市泉町にて、瓦棒葺きトタン屋根の点検を行いました。
こちらのお宅は建ててから40年以上が経過しているものの、一度も屋根点検をしたことがないそうです。
さすがに心配になって点検を依頼されたそうです。当然、今回が初めての屋根点検となります。
こちらが点検・調査を行うお宅です。
2Fと玄関のパラペットは陶器瓦が使われていますが、今回点検を行うのは1階の瓦棒葺き屋根です。
屋根材は恐らくトタンだと思われます。
トタンとガルバリウムを見分けるのはまず不可能ですが、日本でガルバリウム鋼板が流通し始めたのが1982年頃ですので、40年以上前に建てられたこのお宅に使用されているのはトタンと見てまず間違いないでしょう。
トタン屋根は、住宅だけでなく工場、倉庫などに使われる金属屋根の一種で、薄い鋼板に亜鉛をメッキした板で作られています。
日本では、安価で工期も短いことから戦後に爆発的に流行しました。一番の特長はその軽さで、一般的な瓦屋根の10分の1ほどの軽さです。しかし、薄い鉄でできているため
断熱性や防音性が低く、錆びやすく耐久性が低いという難点があります。
現在では金属屋根材の改良が進み、トタン屋根の材料にアルミニウムを混ぜた『
ガルバリウム鋼板』や、さらにマグネシウムを加えた『
SGL(次世代ガルバリウム)』が登場しました。これらの屋根材は
錆に強くて耐久性抜群、
軽量なため、現在の主流となっています。(
金属屋根材について詳しくはコチラ)
早速、屋根の上から調査を始めます。
屋根に上るとパッと目に飛び込んできたのは、あちこちに発生している錆です。
トタンは薄い鋼板に亜鉛をメッキした建材ですので、表面の亜鉛の膜が剥がれたり傷ついたりして内部の鉄が水と空気にさらされると錆が発生します。そして一度錆び始めるとどんどん広がってしまいます。
こちらは1階の東側の屋根。トタン屋根のあちこちに錆が見受けられます。
1階の西側も錆がかなり進行しています。
西側の屋根を詳しく見てみると、隅棟部分の棟板金に穴を発見しました。
隅棟がベランダに接している部分の錆が特にひどく、ベランダから流れてきた雨水の影響を受けたようです。
1階西側の屋根を別角度から見てみました。ベランダと隅棟が接しているところから発生した錆が侵食しているように見えます。
こちらは軒先の錆の様子です。ここにも穴が開いています。
まだ雨漏りは発生していませんが、いつ雨漏りしてもおかしくない状態です。
こちらのお宅の現在の状態では、既に穴が開いている以上、塗装では補修ができません。
お客様からは「部分補修にして費用を最低限に抑えたい」というご要望がありましたので、今回は錆が酷く傷んでいる部分だけの補修をご提案する予定です。
具体的には、棟板金をSGL(次世代ガルバリウム鋼板)製のものに交換、錆が進行している箇所に防水シートを張り、SGL0.35厚の平板を現場加工して上から被せる工法(カバー工法)を検討しています。
(防水シートを間に挟むのは、防水の意味もありますが、一番の目的は既存のトタン屋根からの『もらい錆び』を防ぐためです。)
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