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女川町│雨漏りの原因は、鉄釘の錆びで起きたケラバ瓦の割れでした。
更新日:2021年5月28日
宮城県女川町のお客様より「2階の屋根で雨漏りしているので、一度調べてほしい」とのご依頼があり、屋根の調査に伺いました。
こちらは陶器和瓦屋根のお宅で、築50年以上が経過しています。
早速、2階の屋根に上り調査をします。
2階の屋根に上ると、すぐに瓦の破損箇所を見つけました。『ケラバ』の部分です。
屋内の雨漏りの箇所とも一致するので、これが雨漏りの原因箇所だと思われます。
ケラバとは、屋根の形状が切妻や片流れの屋根において、屋根の切妻側の端部分を指します…とは言っても分かりづらいので、左のイラストをご覧ください。
赤線部分がケラバに当たります。この部分に使われる瓦を『ケラバ瓦(袖瓦)』と呼びます。
この『ケラバ』部分の瓦を近くで見ます。
なるほど、どうやら割れは、瓦桟に瓦を留めた釘の釘穴から起こっているようです。
別の現場の画像になるので瓦の色が違いますが、こちらの画像で説明いたしますと、割れた瓦の上に重なっている瓦を剥がすと…
このように瓦桟に留めつけていた釘の辺りから割れていることが分かります。
これは地震で割れたわけでも、物がぶつかったわけでもありません。
それでは、どうしてこのように釘穴から瓦が割れてしまうのでしょう?
それは釘自体に原因があります。
以前、瓦を瓦桟に留め付ける際に使用していた釘は、鉄釘を用いるのが一般的でした。この鉄釘が経年により酸化して錆びてしまいます。鉄は錆びると表面が膨張してしまうので、釘穴より太くなってしまうのです。釘の膨張により釘穴に力が掛かり割れが起こります。
この現象は、30年以上前に葺かれた瓦屋根にはよく見られ、雨漏りの原因となることが多いのです。
現在、瓦の固定には、錆を起こさないステンレス製の釘やビスを使用するように改善されており、釘が錆びて瓦が割れるということはなくなりました。
こちらの現場での瓦ですと、釘穴はだいたい丸印をつけた辺りかと思われます。破損した箇所から雨水が浸水し、雨漏りを起こしていたのでしょう。
しばらく屋根の点検をしていないそうなので、いつ瓦が割れたのかは不明です。割れてから時間が経っていると下地の状態が心配です。破損した瓦を剥がして確認してみます。
破損した瓦周辺の瓦を取り除くと、下地にあたるルーフィング(防水シート)だけでなく野地板も腐食していることが分かりました。浸水し始めてから結構な時間が経っていたのでしょう。この部分は屋根板の補修とルーフィングの交換が必要となりますね。
こちらのお客様には、瓦の葺き直し工事をご提案する予定です。工事内容としては、雨漏り部分の瓦を一旦解体、屋根板の一部補修・ルーフィングの張り直しをした後で瓦の葺き直し(割れた瓦は交換)を考えております。
雨漏り等でお困りの場合は、
街の屋根やさん仙台石巻店
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屋根を詳しく調査した上で、お宅の屋根に最適な工事方法をご提案いたします。
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