名古屋市天白区で「屋根の上から漆喰が落ちてきた」撤去したところに漆喰を詰める
更新日：2025年10月30日
漆喰の詰め直しのため、既存の漆喰を撤去した棟です。
棟の土台となる土が見えています。
隙間ができると、雨水が入り込んだり、漆喰が剥がれる原因となったりするため注意が必要です。
そのため、奥からしっかりと詰めていきます。
さて、漆喰が固まるのに必要な時間ですが、内部まで完全に固まるには1週間くらい必要です。
ただ、作業完了から数時間経っていれば多少の雨は問題ありません。
「漆喰を詰めてからすぐに雨が降ったけど大丈夫かな？」と思われる方もいるようですが、ほとんどの場合は問題ありませんので安心してください。
しかし、写真のように、他の屋根などとの取り合いで鬼瓦が設置できない場合は、漆喰を詰めて隙間を埋めている場合があります。
この端部の漆喰も今回新しくしました。
こうした部分は、棟の下の漆喰と比べても剥がれて落ちやすいため、特に注意が必要なポイントです。
鬼瓦と棟のつなぎ目は、漆喰で巻いてあることが多いのですが、こちらの屋根では漆喰ではなくシリコン系のシーリング材で巻かれていました。
シーリング材は、漆喰に比べて防水効果が高く、割れたり剥がれたりするリスクも低いためこのようにしてあるのでしょう。
しかし、シーリング材は漆喰のような通気性がないため、使用するポイントは慎重に検討する必要があります。
シーリング材は特に劣化が見られなかったため、特に補修せずそのままにしました。
新しい漆喰で白くなめらかでキレイな仕上がりになりました。
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