雨漏りを特定する散水試験とは？

散水試験は、雨漏りの原因を正確に突き止めるために行われる効果的な方法です。
この試験では、雨水の浸入が疑われる箇所に水をまいて雨漏りを再現し、雨水の浸入経路を特定することが目的です。
特別な道具を必要とせず、水道水だけで行うことができるため、低コストで調査が可能です。
散水試験によって、雨漏りの原因を特定し、無駄な工事を省くことができます。
お客様には、半日から1日は在宅していただく場合もありますが、事前にヒアリングや確認を行い、計画的に散水試験を実施します。
雨漏りの原因を正確に解明するために、散水試験は重要な役割を果たします。

雨漏りを放置するとどうなる？

雨漏りを放置すると、家の内部が腐食してしまったり、シロアリの繁殖を招いたりする可能性があります。
また雨漏りが放置されると、修理が難しくなり、さらなる被害が広がる可能性もあります。雨漏りは早めに対処することが重要です。

もちろん修理費用も増大する可能性もありますので気になる場合はまずご相談ください！

今回の散水試験の様子です

まずは雨漏りしている箇所から
広縁の天井に雨漏りがあるそうです。

吹き降りの雨の時に雨漏りが起きるとの事でした。

広縁に点検口がありましたのでそこから中を確認しました。

矢印の部分に黒い雨染みが確認できました。
木材は今は乾いた状態です

早速散水開始です。

シャワーホースにて外壁のクラックに散水

散水試験ではすぐに雨漏り症状が出る場合もあれば１時間以上散水してやっと雨漏り症状が出る場合もあります。

散水して５分程経過した頃、雨漏りが確認できました。
外壁のクラックから雨漏りが発生していることがわかりました。

今回はなるべく予算を抑えたいとのことでしたので、クラックの修理見積もりを提案しました

散水試験をおすすめする理由はいくつかあります。

【雨漏り原因の徹底解明】
散水試験は、雨漏りの原因を正確に突き止めるために効果的な方法です。
雨水の浸入が疑われる箇所に水をまいて雨漏りを再現することで、雨水の浸入経路を特定することができます。

【低コストでの調査】
散水試験には特別な道具を必要とせず、「水道水」だけで調査が行えます。そのため、低コストで雨漏りの原因を特定することができます。

【無駄な工事を省く】
散水試験によって雨漏りの原因が明らかになることで、必要のない工事を省くことができます。正確な原因を特定することで、効率的に雨漏りの解決に近づけることができます。

以上の理由から、散水試験は雨漏り調査においておすすめされる方法と言えます。

雨染みの事例写真

上記のような雨染みがある場合はすぐにご相談ください。
放置はよくありません。

また雨漏りが体に与える悪影響もあります。

雨漏りがお住まいに与える被害やリスクだけでなく、体にも悪影響を及ぼす可能性があります。
雨漏りによってカビが発生しやすくなることは、多くの医療団体や学会が啓発している事実です。
カビは健康に悪影響を及ぼす可能性があり、知れば知るほど雨漏りによってカビを発生させないことが大切だと理解されるでしょう。
安心して健康的な生活を送るために、雨漏り対策をしっかりと行うことが重要です。