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大垣市の瓦屋根では漆喰が経年劣化によって剥がれていました
更新日：2023年1月17日
大垣市にて築40年以上が経過したお住まいの瓦屋根を調査致しました。お客様にお話しをお伺いすると、「これまでにも何度かメンテナンスはしてきているが、前回からはもう10年以上経つのでそろそろ屋根の状態を確認したい」とのことで、点検調査をご依頼いただきました。早速現地へお伺いし、調査のため屋根に上がらせていただきます。
粘土瓦を使用している瓦屋根は耐久性に優れているため、一見すると何の問題も無いように思えます。ですが棟の周辺を確認してみると、剥がれた漆喰の破片が落ちていました。漆喰は棟の内部に雨水が吹きこまないように防水の役割を担っていますが、どうしても経年劣化によってひび割れて剥がれてしまいます。漆喰が剥がれると露出した内部の土が雨水を引き込んだり、流出して棟が崩れる恐れがありますのでメンテナンスが欠かせません。
完全に漆喰が剥がれてしまっている箇所もあり、雨水が屋根の内側へと侵入しやすい環境となっているため、雨漏りに繋がる可能性があります。また、棟瓦と鬼瓦が離れて隙間が発生しているところも見受けられました。こうした隙間も雨漏りの原因となりますので、気付いた時点で対策を行うことをオススメいたします。
今回は棟部分で経年劣化が確認できたため、棟取り直し工事をご提案させていただきました。瓦は頑丈なためにあまりメンテナンスをお考えになる事が少なくなりやすいですが、漆喰や棟の銅線などは傷みを引き起こす為、定期的な修繕が必要になります。
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