平野区で工場の樋から雨漏りしているので無料点検に行きました
更新日：2021年7月30日
大雨の日に樋から雨が溢れ返ってきたそうです。工場ということもあり、室内に置いている機会が雨に濡れてしまうのでお困りなご様子でした。
写真に写っている部分は工場の2階の天井です。
箱樋は屋根の水を受ける部分になります。
箱樋は大きいものが取り付けられていますが、竪樋が細いので大量の雨を受け止めきれずにあふれ返ったと考えられます。
写真を見たらわかるように、先ほどの箱樋は２つの屋根の雨を受けていました。
最近はゲリラ豪雨も多く雨量が増えています。
樋自体は破損したりしていなかったので、今回の雨漏りの原因は樋が大雨の日に容量オーバーになっているということです。
まず一つ目は、竪樋が細かったので竪樋を太くすることです。
しかし、今回の竪樋は2階の床を突き破り竪樋が１階へと続いています。
床に穴をあけなおして竪樋を太くすることも可能ですが、それは1階部分がどうなっているかによります。
天井から樋が出てきて、横に伸びています。
竪樋がまっすぐに落ちてきていたら脚立で施工することができますが、竪樋は横に伸び、遠くのほうで下に落ちていました。
工場内は重機もあり、機械の移動はできません。
そうなると樋の施工は難しいので他の方法を考える必要があります。
もい一つの方法は軒樋の増設です。
今回は段違いになっている２つの屋根の雨を一つの箱樋で受けていました。
上にある屋根の軒先の軒樋を新たに取り付け、既存の箱樋に向かう雨量をそもそも減らすという方法です。今回はこの軒樋増設で雨漏り問題を解決したいと思います！
竪樋まで距離がある場合、本来は、軒樋の真ん中を一番高くして左右に竪樋を施工し雨量を分散さることが理想です。
しかし、工場の奥側には住宅があり、もしものことを考えた時に住宅に住んでいる方に迷惑をかけたくないとのことだったので、軒樋は片流れで取り付ける方法になりました。
竪樋を下す部分には足場が必要になります。
足場を組む日は工場で働く皆様にご迷惑がかからないように工場のお休みの日に足場を設置することになりました。
雨漏りの原因がわかり、解決策もご提案できたのでお客様も安心さてたご様子でした(^^)
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