新潟市北区にお住まいの方より、「2階の天井から雨漏れしているので見てほしい」とのご相談をいただきました。

早速、雨漏れしている箇所を確認するために現地調査を行いました。

街の屋根やさん新潟店では屋根や外壁工事以外でも住まいに関するご相談を承っております。

現地調査・見積は無料で行っておりますので、街の屋根やさんの無料点検でお住まい全体の不安も解消！までお問い合わせください！

サーモグラフィーで雨漏れ箇所を特定

まずは原因を正確に突き止めるため、サーモグラフィーカメラで天井や壁を撮影しました。
サーモグラフィーとは、温度の違いを色で可視化できるカメラで、濡れている部分は温度が下がるため紫色や青色で表示されます。

撮影の結果、天井と壁の一部が紫色に反応しており、内部に水分が含まれていることが確認できました。
すでに構造内部まで雨水が浸透している状態で、放置すればカビの発生や木部の腐食にもつながる恐れがありました。

それに屋根全体の状態も点検しましたが、大きな破損やズレは見られませんでしたが、2階外壁上部の笠木板金の継ぎ手部分に小さな隙間があり、ここから雨が吹き込んでいた可能性が高いことが分かりました。

笠木とは、外壁やベランダの上端を覆う板金のことで、雨水の侵入を防ぐ重要な役割を持っています。
経年劣化でコーキングが切れてしまうと、雨が入り込んで内部に伝わり、室内へと雨漏れが発生することがあります。

修繕内容：部分カバーとコーキング補修で対応

今回は2階外壁の工事が必要でしたので、まず仮設足場を設置して安全を確保。

外壁を詳しく点検したところ、特に1か所の傷みが進んでいたため、その部分を板金で上張り（カバー工法）しました。

また、笠木板金の継ぎ手部分には新しくコーキングを充填し、雨水が入り込まないようしっかり防水処理を行いました。
外壁全体の張り替えも検討しましたが、費用面を考慮して今回は部分的な補修をご提案、無事に1日で工事完了となりました。

築40年以上経過したお住まいでは、外壁の防水層や板金の継ぎ目の劣化が進んでいるケースが多く見られます。

特に笠木やサッシ周りは雨水が侵入しやすい部分ですので、定期的な点検や早めの補修が大切です。

「外壁全部を張り替えないとダメなの？」と心配される方も多いですが、今回のように原因を的確に見極めることで、部分補修で解決できる場合もあります。
また、雨漏れは必ずしも屋根が原因とは限らず、板金や外壁のわずかな隙間から浸入していることも多いです。

「天井に染みがある」「雨の日にカビ臭い」など、気になる症状がありましたら、早めの点検をオススメしますので、お気軽に街の屋根やさん新潟店にご相談ください。