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沼津市で瓦屋根修理 雨漏りのため棟瓦の改修工事
更新日:2025年12月16日
沼津市で今年の春頃から、台所の天井に小さなシミがある事に気付きご相談があり、雨漏り調査へ伺いました。
🏠 調査スタート:瓦屋根にのぼって目視
まずは現場をしっかり確認するため、 屋根にのぼって調査を行いました。
🔍 見た目では…
瓦屋根を実際に目視でチェックしたところ、 瓦そのものに崩れや欠けが見当たらず、ぱっと見では特に異常が見つかりませんでした。
※目視とは、専門的な機械を使わずに人の目で状態を確認する調査のことです。
瓦屋根は耐久性が高く、防水性にも優れています。ふだんの生活ではなかなかチェックしづらい部分ですが、 表面的にはとてもきれいな状態 だったんです。
🔍 調査工程①:屋根の棟部分が怪しいと判断
再度屋根に上がって確認したところ、
目視では瓦に大きな問題は見られないものの、
雨水が最初に当たる「棟(むね)」部分が怪しい との結論に至りました。
※「棟(むね)」とは、屋根のいちばん高い ridge(頂部)のことです。瓦屋根の中でも 雨水が真っ先に当たりやすく、雨漏り発生リスクの高い場所 とされています。
💧 調査工程②:棟に散水テストを実施
そこで私たちは、原因の詳細を確認するために 棟(むね)部分に水をかける検査(散水テスト) を行いました。
これは、疑わしい個所に実際に水をかけ、内部に浸入するかどうかを確認するプロの調査方法です。
🔹 散水テストの進め方
-
棟瓦の端からスタート
-
5mほどの棟の長さに沿って、水をかける位置を徐々に移動
-
棟に沿って 1mごとに5分程度水をかける
(※雨と同じような状態を人工的につくります)
このように小さな区画毎に順番に水をかけていくことで、「どの位置で漏水が起きるか」を効率的に絞り込んでいくことができます。
💡 調査結果:棟瓦からの雨水浸入が判明
棟の 端から約3m地点 まで散水を進めた時、
室内から「漏ってきた!」との声が上がりました。
💡 ここで初めて
雨水が棟瓦部分から内部へ浸入していることが明確になったのです。
この結果から、単に屋根を見ただけでは分かりにくかった 雨漏り原因の箇所が特定できました。
🧠 なぜ棟瓦から雨漏りするのか?
瓦自体は耐久性がありますが、棟部分は瓦と瓦の継ぎ目が連なり、雨が集中しやすい構造です。
この部分は経年で漆喰や下地が劣化すると、 雨水の浸入経路になりやすいポイント でもあります。
また、棟は屋根トップにあるため風雨の影響を受けやすく、劣化が進むと内部の防水機能が弱まってしまうことがあります。
🧪 雨漏り原因の特定結果:棟瓦を固定する銅線からの雨水浸入
雨漏り調査を進めた結果、 雨漏りの原因は屋根の「棟瓦(むねがわら)」を固定している銅線(どうせん)を伝って雨水が浸入していたことだった と判明しました。
通常は雨水が伝わっても 途中で止まり、それ以上浸入しないのが普通 です。
しかし今回の現場では、 銅線の周囲の「土」が湿っている状態 であったため、雨水がそのまま内部へ進んでしまい、雨漏りの原因と結びついていたのです。
🧹 棟の下地に使っていた土の撤去作業を行いました
雨漏りの原因究明と棟の改修工事の一環として、これまで 棟の下地を形成していた土をすべて撤去する作業 を行いました。
この工程は、雨漏り対策としてとても大切なステップです。
🧱 なぜ「下地の土を撤去」するのか?
瓦屋根の棟(屋根の一番高い部分)には、伝統的に土を使って下地を形成する工法があります。
しかし、 下地の土は年月とともに湿気を含んで固まったり崩れたりしやすく、雨水が停滞する原因になることがあります。
そのまま土を残しておくと、新しく施工した防水層や下地材の機能が十分に発揮されない場合があるため、今回の改修では 古い土を撤去して下地をリセットしました。
🧰 下地の土撤去は「新しい下地の土台づくり」の準備
古い下地の土を撤去する目的は、
✔ 不要な湿気や汚れを取り除く
✔ 新しい下地材料(セメント系の下塗り材など)がしっかりと密着する環境をつくる
✔ 今後の雨漏りリスクを軽減する
といった 改修後の屋根の耐久性・防水効果を高めるため です。
土をそのまま残すと、湿気が抜けにくく雨水が再び室内へ侵入するリスクが高まる可能性があります。そこで、古い土を撤去することで、より 安定した新しい棟の下地づくり に繋げています。これにより、その後の棟瓦施工や防水処理が確実に機能する土台が整いました。
🔧 棟(むね)の下地をセメント系材料で造り直しました
雨漏り原因が「棟瓦の固定部材(銅線)を伝った雨水」であることを特定した後、棟(屋根の一番高い部分)の下地を新しく作り直す工事 を行いました。
🧱 下地造りのポイント:セメント系材料の使用
棟の下地には セメント系の材料 を使ってしっかりと土台を作ります。
これは、従来の土葺きのように湿りやすい土だけを使う方法よりも、 雨水に強く・安定した下地構造をつくるための施工方法 です。
🪢 銅線をセメント系下地に埋め込む理由
棟瓦を固定している 銅線(どうせん) は、瓦を安定させるために必要な部材ですが、今回のような雨漏りの原因になる可能性があることがわかりました。
そこで、セメント系材料で造った下地(「畦(あぜ)」と呼ばれる部分)の 中に銅線が露出しないように埋め込む施工 を行いました。
こうすることで、
-
銅線が雨水を伝って屋根内部に入り込まない
-
雨水が浸入するリスクを軽減できる
という 雨漏り対策としての役割 を持たせることができます。
🧱 のし瓦の水平並べ(積み上げ)
下地(セメント系の畦)を造った後は、のし瓦(平たい瓦)を下地の上に水平に並べていきます。
「のし瓦」とは、棟の高さを作っていくために何段にも重ねられる瓦のことです。これらを 同じ幅で水平に並べながら積み上げることで、雨水の侵入を防ぎ、棟全体の安定性を高める 施工になります。
🔧 のし瓦と棟瓦、そして銅線について
今回の工事では、棟瓦の下地として水平に並べた「のし瓦」 と、棟瓦自体を しっかり固定するための銅線(どうせん) が使われています。
まず、「のし瓦」とは 屋根の頂点である棟(むね)に設置される平たい瓦 です。のし瓦を重ねることで、雨水の浸入をより防ぐ層(防水性)と安定性 を高める役割があります。これらが積み重なることで棟瓦全体の高さや見た目の格式も整える重要な部材です。
今回の現場では、この のし瓦を3段に積み上げて 下地を強固にし、雨漏り防止と屋根全体の美観・耐久性を確保しています。
🪢 銅線の役割と見え方
のし瓦の上に載る 棟瓦(冠瓦など)を固定するための銅線 は、屋根材をしっかりと緊結して 強風や地震などの外力に対して棟を安定させる補強役割 を持っています。
文章では「銅線が生えているように見える」という表現がありましたが、これは施工現場で のし瓦の段の間や上に配置された銅線が見える状態 を指していて、特に棟が完成していく過程ではよくある光景です。
この銅線は のし瓦や棟瓦をしっかり固定するための重要な部材 であり、後でモルタルや塗り固め施工によって覆われることが一般的です。
🧱 のし瓦は「水平にセット」が基本
「のし瓦はベースとなるので、水平にセットします」というのは、 棟全体の安定性と雨水の流れを設計どおりに機能させるための基本的な施工ポイント です。
瓦同士が不均等だったり斜めになってしまうと、雨水が内側へ侵入しやすくなったり、棟全体のバランスが崩れてしまう可能性があります。そのため、のし瓦は 同じ幅・同じ高さで水平に並べて積み上げ、基準となる棟の土台を形成する という手順が大切です。
棟瓦の雨漏りによる改修工事が全て終了しました。
翌々日にまとまった雨が降り、正直大丈夫なのか心配しましたが、大丈夫でした。
念の為、他の雨の日も確認しましたが、大丈夫でした。
これで、棟からの雨漏りは完全にとまりました。
☔ 改修工事後の雨の日チェックと結果
棟瓦の雨漏り補修工事は 無事に全て完了しました。
工事後、数日後にはまとまった雨が降りましたので、
正直なところ「本当に大丈夫かな…?」と少し心配しておりましたが、
実際に雨が降る中で 屋根内部の雨漏りは一切ありませんでした。
その後も他の雨の日に何度かチェックさせていただきましたが、
いずれの日も 雨漏りが再発することはありませんでした。
これにより、今回の棟部分からの雨漏りは 完全に止まったことが確認できました。
🌧️ 雨の日の確認が大切な理由
雨漏りは目に見えない内部の経路から発生することが多く、
修理後に実際の雨で 問題が起きないか確認することが非常に重要です。
工事が終わって安心するだけでなく、
雨の日に実際の状態を観察して初めて、
「安心して生活できる屋根になった」と言えるようになります。
私共では、地元沼津を中心に、三島、裾野、長泉、清水町、函南町、伊豆の国、伊豆市、で安心安全大満足リフォーム&屋根外壁外回り&新築住宅を施工していきます、お家の事でご相談はお気軽にご連絡ください。
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屋根カバー工法の初回アンケート
神奈川県のお客様に工事前のアンケートに答えていただきました!
神奈川県 | 屋根カバー工法
- Q2.工事を検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
- 築30年以上で、屋根は棟板のみの交換だったのでそろそろかな?と考えていた。業者の選定をどうするか?が課題だった。
- Q3.弊社をどのように探しましたか?
- ネットで家の近くの屋根専門業者を探した
- Q4.弊社を知りすぐにお問合せをされましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
- すぐ連絡をとった。大丈夫な(信頼出来る)会社か?不安だった。
- Q5.何が決め手となり弊社にお問合せをされましたか?
- ネットで信頼できそうかな?と感じた
- Q6.実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたでしょうか?
- 専門知識があり大丈夫そうだと感じた
屋根カバー工法の工事後アンケート
工事後のアンケートに答えていただきました!
- Q2.当初、工事を依頼する会社にどんなことを期待されていましたか?
- 専門家としての知見/技術が有るか。それを信頼できるか。
- Q3.弊社にご依頼いただく際に他社と比較しました方はどこの会社と比較しましたか?
- 住まいるホーム(株)
- Q4.弊社に工事をご依頼いただいた決め手は何ですか?
- ご担当者が単なる営業でなく、質問に即答されて技術的にも信頼できそうに感じた。費用が予定枠に納まった(納めていただいた)
- Q5.工事が終わってみていかがですか?良かった事・嬉しかったことを忌憚なく頂戴出来ましたら幸いです。
- ほぼ予定通り進めていただき、仕上りも大丈夫そうなので安心している。都度、御担当者から進捗のメールで報告いただけた
- Q6.街の屋根やさんを他の方に紹介するとしたらなんと紹介しますか?
- 技術と工事進捗管理+費用もリーズナブル

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