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今治市でセメント瓦屋根の雨漏りが不安なお客様より雨漏り点検のご依頼
更新日:2024年9月9日
今回雨漏り点検のご相談をいただいたのは今治市にある築50年の木造平屋住宅で40年ほど前に一部増築を行ったそうです。
屋根形状は「切り妻屋根」と呼ばれる屋根形状のなかでも最もシンプルな形状となります。
関連ページ「あなたの屋根はどの形状(シェイプ)」
それでは雨漏り被害のあった室内の箇所をお客様に案内していただきます。
先月の大雨の時に雨漏りしたそうで、押し入れの前の天井を見上げると天井板にたわみが発生して雨漏りのシミもできています。
押し入れの壁を挟んだ反対の部屋の天井にも雨漏りのシミがありました。
天井に残るシミや雨の日のポタポタ音などに気づいたら雨漏りのサインかもしれません。雨漏りに気づいたら屋根工事専門店の私たち「街の屋根やさん」に雨漏り点検をご相談ください。
雨漏りを放置すると柱や梁など建物の大事な木部を腐らせ建物の寿命を縮めるので雨漏りかも?と気づいたら早期の対応が重要です。
関連ページ「雨漏り点検・雨漏り修理工事は街の屋根やさんへ」
押し入れの上に天井裏に上がるための点検口があるので、天井裏に入り雨漏りの状況を調査します。
天井裏から屋根を見上げると垂木と野地板が確認できます。野地板の隙間からその明かりが透けている箇所がありました。
雨漏りの被害箇所の上をみてみると野地板が雨漏りにより傷んで変色しているのが確認できます。
他は特に木部の腐食などはみられませんでした。
関連ページ「垂木、野地板とは?屋根の内部の構造ってどうなっているの?」
【今治市・雨漏り点検】雨漏り事例の多いセメント瓦の屋根
つぎに屋根の上にあがって雨漏り点検します。こちらの建物の屋根にはセメント瓦のS型スレートが施工されています。このセメント瓦は40年~60年ほど前に建てられた住宅によくみられ屋根材でその当時は全国各地に製造するメーカーがありましたが、雨漏り事例の多い欠点があり現在では廃盤となり製造されていません。
このようなセメント系の屋根材は基材自体に防水性がないため屋根材表面を塗料で保護して防水性を確保しています。そのため10年に一度の屋根塗装メンテナンスの必要な屋根材となります。
こちらの屋根はお客様自身で定期的に屋根塗装していたそうですが高齢となり屋根の上での高所作業が不安となり最近では塗装メンテナンスできていなかったようです。
前回の塗装から10年ほど経ちセメント瓦の表面の塗装が剥げてきていました。
関連ページ「屋根材に廃盤・生産終了品などが使われている屋根のメンテナンスはどうすべき?」
セメント瓦の一部を剥がして雨漏り点検します。通常、瓦の下には防水紙が張られています。防水紙は瓦の下に入った雨水が雨漏りするのを防ぐ重要な役割があります。
瓦下の防水紙には雨漏りによるシミなど痕跡が多くみられます。こちらのお住いは築50年ということで建築当初に張った防水紙は経年劣化でボロボロになって破れて防水紙の下の野地板が露出しているところもあります。
これが天井裏から見えた外の光が漏れていた箇所となります。
防水紙がこうなると当然防水性能はないので雨漏りの原因となります。
関連ページ「雨漏りを防止する屋根の防水紙の重要性」
そもそもどのようにして瓦の下に雨水が侵入するのでしょうか?それはセメント瓦の形状に原因があります。剥がしたセメント瓦を見てみると上下・左右の瓦が重なっていたところは塗料が塗られていない白い部分となります。
この重なり代にホコリやゴミが溜まってしまいこのゴミに雨水が触れると毛細管現象により雨水を吸い上げて、瓦と留めるための釘穴から釘を雨水が伝って雨漏りします。
瓦を裏返すと雨水を吸い上げた痕跡の白い染みが確認できます。
セメント瓦屋根の欠点はこの重なり部分にゴミが溜まりやすいことで、雨漏り事例が多い屋根材として廃盤となり製造中止になりました。
玄関上の庇には瓦棒と呼ばれるいわゆるトタン屋根になっています。表面の塗装が剥がれて赤錆も発生していたので、表面の錆を落として塗料で保護する屋根塗装メンテナンスする必要があります。
屋根塗装により耐久性と防水性が向上するのでトタン屋根などの金属屋根も定期的な屋根塗装メンテナンスが重要です。
以上で雨漏り点検は終了です。雨漏りの原因はセメン瓦の重なりに溜まったゴミが毛細管現象により雨漏りしているのと防水紙の劣化も原因です。お客様には雨漏り点検の結果を写真にまとめて報告書にして説明しました。
雨漏り修理内容としては、雨漏り原因のセメント瓦を撤去して防水紙を新しく張り替えて、メンテナンスフリーと陶器平板瓦へ屋根葺き替えリフォームすることをご提案させていただきました。
関連ページ「屋根葺き替えの事例と費用をご紹介!」お客様も雨漏り原因と提案した工事内容を十分に理解していただき、工事のご依頼をいただきました。
次回は屋根葺き替えリフォームの様子をご紹介します。
次回の屋根工事ブログ「今治市で雨漏りにお困りのセメント瓦を屋根葺き替え工事します」雨漏りは放置すると建物の大事な柱や梁など木部を腐らせ建物の寿命を縮めるので雨漏りに気づいたら早期の対応が必要です。
雨漏り点検で雨漏りの原因をしっかりと特定して、適切な屋根工事をすることが重要です。
雨漏り点検や屋根のお悩みは私たち屋根工事専門店の「街の屋根やさん松山店」へお任せください。
豊富な経験と専門の知識をもったスタッフが責任をもって対応するので安心してください。
無料相談や無料見積もりをおこなっておりますので安心してお気軽にお問い合わせください。
今治市の他、松山市や東温市、松前町や伊予市にお住いのお客様からのお問い合わせ大歓迎です!
関連ページ「今治市で雨漏り点検や屋根工事のご依頼・ご相談が初めての方へ」
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