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射水市にて！ハイロールを使用した棟瓦の修理を行っています
更新日：2024年11月22日
前回ブログでご紹介しました、１階屋根部分の棟瓦の積み直し工事とは違い、
大屋根部分は乾式工法と呼ばれるハイロールを使用した工事を行います！
棟瓦の歪みは一階部分に比べて軽度でしたが、漆喰が剥がれ落ちており、コケが生えている状態でした。
寄棟と呼ばれる形状の屋根になっています。屋根のてっぺんが
大棟、大棟から屋根の四隅に向かって下っているのが
隅棟です。
大棟も隅棟もすべて修理していきます。
棟瓦を全て解体し、取り外していきます。棟瓦の際にある桟瓦（
屋根の平面部分にたくさん使用されている瓦）も一度、取り外していきます。
今回の施工では、棟瓦にのし瓦が高く積み上げられていた部分は積み直しません。
ハイロールを使用する乾式工法で施工のため、のし瓦は設置せず、一番上の冠瓦のみ設置します。
そうすることで積み上げられた棟瓦がまた崩れてしまう心配がなくなり、棟瓦が軽量化されます。
「強化棟」と呼ばれる金具を屋根の下地部分に均等な間隔で取り付けていきます。
今回はお客様のご要望により、大棟は45ｃｍ間隔、隅棟はcm間隔で設置しました。
棟瓦の際にある桟瓦（
屋根の平面部分にたくさん使用されている瓦）を元の位置に戻しました。
強化棟と呼ばれる金具の上に芯木をのせて固定します。
ここで、芯木の上に
ハイロールと呼ばれるシートをかぶせて張っていきます。裏面には粘着剤がついています。
乾式工法と呼ばれるハイロールとは？
通常の棟瓦は葺き土・シルガード（漆喰南蛮）・漆喰などを使用する湿式工法と呼ばれる工法で施工されているのですが、乾式工法は葺き土・シルガード（漆喰南蛮）・漆喰などを使用しない、新しい施工方になります。
角材の上からハイロールを張り、瓦の凹凸面にもしっかり密着させます。
ハイロールは耐久性・防水性にも優れており、葺き土・シルガード（漆喰南蛮）・漆喰などを使用しないことで棟瓦を軽量化することができます！
芯木と瓦の凹凸にしっかり密着させてハイロールを張りました。
これで棟から屋根の内部に雨が侵入するのを防ぎます。
大棟・隅棟を解体し・すべてにハイロールを張り終えました。
一番上にかぶせる新しい冠瓦を設置していない部分は、シートを被せて養生しています。
施工が完了しましたら、施工事例にてご紹介します！！
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