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鉾田市でズレて崩れそうな大棟(ぐし)!瓦を再利用した積み直し修繕
鉾田市 屋根材(瓦)
【工事のきっかけ】
依頼主様は、訪問業者に棟の不具合を指摘され、屋根に不安をお持ちになったことがきっかけです。
無料調査で大棟(ぐし)を確認しましたが、13段積みの棟瓦のうち、輪違い棟(5段目)から上部が大きくズレて湾曲しており、今にも落ちそうな状態(>_<)
修理は必須な状態でしたが、13段全てを積み替えるか?ズレている部分から取り直すか?費用感も異なります。
そこで、13段全ての取り直しとは別に、輪違飾り部から上部のみの取り直しなど、複数のお見積書を作成して提出。今回は、差し迫ってズレていた、和輪違部から上部の積み替え修繕でご依頼頂きました。
基本情報
- 施工内容:屋根材(瓦)
- 施工期間:9日間(足場設置~解体まで)
- 築年数:約45年
鉾田市 / 大棟瓦取り直し工事 / 既存瓦を再利用
こんにちは。街の屋根やさん水戸店です。
本日は、鉾田市で行なった大棟(ぐし)瓦を再利用した積み直し修繕をご紹介します。
屋根の棟のうち、一番てっぺんにあるのを大棟(ぐし)といいます。ところで、大棟だけ修繕できることをご存知でしたか?しかも、寿命の長い和瓦は再利用できるので、エコで意外と簡単に直せるんです。
棟のゆがみやズレが気になる方は、メンテナンスのご参考としてご覧ください( ^ω^ )
はじめに、今回の工事のいきさつを簡単におさらいします。
依頼主様は、屋根修理の訪問業者に大棟(ぐし)のズレを指摘されてご不安になりました。
屋根は、大棟が13段積み上げられた重厚さを感じる入母屋造の瓦屋根です。
無料調査の詳しい様子は、こちらのブログをどうぞ・・・
当店にて改めて調査を行うと、大棟が大きくズレて今にも崩れそうな状態でした(>_<)
そこで、いくつか修繕方法をご提案させて頂き、大棟瓦を再利用して土台の4段だけ残して積み直す方法で修繕する運びとなりました。
それでは、大棟(ぐし)瓦を再利用した積み直し修繕を見ていきましょう。
解体前
解体後
大棟がズレていたのは輪違い棟部から上の部分だったので、土台の4段を残して解体しました。
なお輪違い棟は、飾りの役目を果たしながらも、風が通り抜けるようにすき間があいているので風には強いんです。しかしながら、大棟の段数が多く、飾り瓦の接地面が狭い事から地震に弱くなるという弱点も・・・
解体していくと・・・大きくズレているのがわかりますね。
地震が多い昨今、気づかずにこのまま放置していたら、崩落する危険がありました(>_<)
屋根の異常を察知するため、御覧の皆様も定期的に点検してあげて下さいね。
4段目まで残して解体を終えると、輪違い部から積み直し開始です。
なんばん漆喰で輪違い棟の土台を形成し、再利用した瓦を積み上げていきます。
積み上げる時は、大棟が真っ直ぐになるように、水糸を張っているんですよ〜
水糸とは、写真の中の『赤い糸』で、建設・建築現場で水平線を取るために使用される道具です^^
また、輪違い瓦の継ぎ目には、再度ズレが生じないように接着剤の役割としてコーキングを充填しました。
一ヶ所一ヶ所丁寧に充填・・・このようなちょっとした一手間が後々に効果を発揮します٩( ‘ω’ )و
輪違い棟部の施工を終えると、再びなんばん漆喰を塗って積み上げていきます。
こうして見ると、さすが13段だけあってかなり高く感じますね^^
大棟の一番上の瓦を冠瓦(かんむりかわら)といい、途中で仕込んだ吊り銅線で緊結します。
伝統的な和瓦の屋根の大棟(ぐし)は、ネジで固定しないので崩れやすいともいえます。少しでもご不安の方は、地震対策として開発された強化棟仕様というネジで固定する方法も採用してもよいでしょう^^
「どのような地震対策あるの」「地震対策をしたい」など、街の屋根やさん水戸店にご相談ください。
大棟(ぐし)の積み直しを完了しました♪
地震対策としては、強化棟仕様のほか棟を低くする方法もあります。ただ、こちらのお住まいのように大きく立派な入母屋屋根だと、大棟を低くすると違和感が残ることも・・・
今回は、依頼主様と打ち合わせのうえ、元の景観そのままに13段積みで施工させて頂きました(^^♪
大棟(ぐし)の積み直し修繕の途中で、1階部分の屋根の棟と外壁に、すき間が生じているのを発見!
おそらく地震でズレたのでしょうが、このままだと雨水が入ってしまうので、余ったなんばん漆喰ですき間を埋めて止水対策!瓦職人が入る機会は早々ないので、サービスで修繕しておきました(^o^)丿
おしまいに、仮設足場を撤去しながら掃除すると、大棟(ぐし)積み直し修繕の全工程の完了です。
街の屋根やさん水戸店の職人さんは、最後の最後まで手を抜くことなく仕上げ(^^♪
今回は、棟瓦を再利用してかつズレていた5段目から上だけ積み直す方法でしたが、大棟の不具合がなくなり、依頼主様には安心してご生活いただけます!
M様、この度は街の屋根やさん水戸店へのご用命誠にありがとうございました。
また、家屋での修繕相談がありましたら、気軽にご相談くださいませ(^^♪
屋根のてっぺんにある大棟(ぐし)は、経年や地震などでズレることがあり、そんな際には今回の現場のように、棟瓦を再利用して積み直すという方法があるのが瓦屋根です。
また、今日では地震対策として強化棟仕様や段数を少なくする方法があるので、ご興味のある方は当店までぜひご相談下さい。
街の屋根やさん水戸店は、棟の修繕だけでなく、雨漏り補修からリフォームまで、屋根の様々なニーズにお応えしています。屋根にまつわるトラブルやご相談がございましたら、無料調査をご活用下さい♪( ´θ`)ノ
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