谷板金と谷樋は、屋根に不可欠な要素であり、効果的な水排出を担う役割を果たしています。
谷板金は屋根の谷、つまり屋根の斜面が交わる部分に取り付けられ、
雨水や雪解け水を集め、谷樋を通じて建物外に排水します。

一般的に、谷板金は軽量で丈夫な金属製であり、
屋根の形状や勾配に合わせて施工されます。

これらの部品は、屋根の水排出を効率的に行うだけでなく、
建物の内部を水害から守る役割も果たしています。
屋根の健康と耐久性を保つために欠かせない要素と言えます。

「樋」と聞くと筒状の雨樋を想像すると思いますが
谷樋も、屋根の上で雨樋と同じ役割をしています。

屋根の形状に合わせて、谷樋の形を作ったり、
カッターや専用のはさみを使って余分な部分を切り取ったりします。
これにより、雨水や雪解け水が屋根の谷をスムーズに流れ、
建物外に効果的に排水されます。

谷樋は、屋根の健康と耐久性を保つために重要な役割を果たしています。

必要な長さが足りない場合は、谷樋を重ねて施工していきます。

屋根の谷の長さに合わせて、
必要な長さを持つ谷樋を複数重ねて取り付けます。

これにより、屋根全体で雨水や溶けた雪を効果的に受け止め、
外部に排水することができます。

谷樋は、雨水が集中する場所であるため、
雨水による損傷や腐食が進みやすく、
雨漏りの原因になることがよくあります。

このため、谷樋は定期的なメンテナンスと点検が欠かせない箇所です。
定期的な点検を行い、谷樋の状態を確認し、必要に応じて修理や清掃を行うことで、
屋根の健康と耐久性を保つことができます。

谷樋のメンテナンスは、雨漏りや屋根の損傷を防ぐために重要な作業です。