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名古屋市天白区で瓦屋根の漆喰の劣化を確認、棟瓦のズレや歪みから部分補修を実施
更新日:2024年4月16日
こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。
今回は、名古屋市天白区の住宅にて、瓦屋根の劣化状況を確認した屋根点検の内容をご紹介したいと思います。
瓦屋根は、一目で経年による劣化が進んでいることが伺えます。
瓦を固定し、あるいは雨水が棟の内部に入り込むのを防いでいる漆喰は、変色やひび割れが見られるほか、ところどころで剥がれ落ちている部分なども確認できます。
漆喰の劣化が進行すると、固定力の衰えから瓦がズレやすくなったり、または雨水の侵入を許して棟瓦の歪みや雨漏りなどを引き起こす原因になったりするので、十分注意しておかなくてはなりません。
実際に、すでに瓦止めがしっかりと施されていることからも、瓦がズレてしまっていたものと考えられます。
ちなみに、漆喰のメンテナンスは、軽症であれば、傷んだ漆喰を取り除いて詰め直す「詰め直し工事」を、重症であれば、棟瓦を取り外して再設置する「取り直し工事」を行うことが一般的な方法です。
棟部の三つ又瓦に施されていた漆喰は、劣化により広い範囲で剥がれ落ちており、隙間が生じている箇所も見られます。
棟部に隙間が生じると、そこから雨水が入り込んでしまうので、土台の葺き土が流出し、棟瓦の歪みや雨漏りなどのリスクが高めます。
棟瓦のズレを防止する鉄筋棒は、激しくサビてしまっており、サビ汁が屋根を伝って流れています。
鉄筋棒のサビは、やがてボロボロになって折れてしまうと、棟瓦のズレにもつながりかねません。
また、サビ汁が目立つようなら、見た目にも悪く、古びた印象を与えてしまうでしょう。
今回行った屋根調査では、棟瓦の漆喰に変色やひび割れ、剥がれ落ちなどの症状を確認しています。
この調査結果をお施主様に報告し、メンテナンスの提案をしたところ、「長く住む予定はないので簡易的な補修を」との要望がありました。
そのため、棟部の劣化した漆喰を一部除去し、屋根専用のコーキングを充填する補修を行うことになりました。
なお、この棟部の簡易的な補修の様子については、次回のブログにて詳しくご紹介いたしますので、ぜひご覧ください。
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