街の屋根やさん神戸西店の上橋です。

本日、ご紹介する施工事例は神戸市西区で行った「腐食しないタフモックを用いたスレート屋根の棟板金交換」になりますよ(^^)/

スレート屋根とは屋根と屋根の接合部分から雨が入らないように設けられている仕上げ板金材で、中に木材などの下地が入っており釘固定されている部材ですね。

この棟板金ですが、下地材の腐食や固定釘が緩むなどの理由で強風により飛散するケースが非常に多いです！！

今回は、飛散防止のために棟板金を交換するのですが、下地材に腐食しない「タフモック」と呼ばれる建材を使用しましたので、是非参考にしてくださいね。

神戸市西区でタフモックを用いた棟板金を交換する現場紹介

コチラが、神戸市西区で腐食しないタフモックを使用した棟板金交換を行う現場になりますよ(^^)/

【建物情報】
・築年数36年
・2階建て木造住宅
・屋根材　スレート屋根
・現在　雨漏りなし

今回はスレート屋根の棟板金を交換するという部分的な修理になりますので、足場などは設置せずに梯子で昇降して施工を行っていきます！

まずは、工事前に調査した時の様子をご紹介しましょう。

コチラが、今回交換するスレート屋根の棟板金になりますね！

この現場の屋根は4面で構成されている「寄棟」となっておりますので、斜めの棟（隅棟）が4列と、一番高い部分の棟（本棟）が1列設けられており、この全てを交換していきますよ(^^)/

既存の棟板金は経年劣化で接合部分に施されているシーリングがひび割れて切れている状態でした(>_<)

棟板金のジョイントには内部にもシーリングを仕込んでいるので、表面のシーリングが割れても緊急性はありませんが、この築年数ですと雨漏りの原因となる可能性もありますので、早めの交換が必要になりますね。

そして、棟板金を固定するステンレス製の釘が抜けかけている状態でした(>_<)

ステンレス製の釘ですので錆などは発生していないのですが、棟板金内部の下地木材が経年劣化で腐食したり、建物の振動などでどうしても抜けてくるんですよね、、、

これを放置していると棟板金が浮き上がってしまい、台風などの強風で飛散する危険性があるんですよ。

そして、もう一つ気になったのがスレート屋根が1枚だけ大きく割れていることでした(>_<)

スレート屋根は経年劣化でひび割れて割れることがあるのですが、この割れ口を見ると最近割れたように見えます。

確信はありませんが、先日このお家に訪れた訪問業者が昇った際に、割ったような感じでしたね、、、

長年この仕事をしているので、割れ口を見ると自然的なものか人為的なものか何となくわかります。

タフモックを用いた棟板金交換で棟と下地を撤去

ということで、前置き長くなりましたが神戸市西区での腐食しないタフモックを用いた棟板金交換を行っていきましょう(^^)/

まずは、棟板金を固定している釘を抜きながら棟板金本体を撤去していきますよ！

釘は落とさないように袋に入れながら施工して、撤去した棟板金は落下しないように固縛しておくことがポイントですね。

そして、棟板金の下地木材も撤去していきますよ！

通常の下地木材ですと20年程度で湿気などの影響により腐食してきますので、棟板金を交換する際は下地も一緒に撤去して交換することがポイントですね(^^)/

下地木材の腐食は棟板金の飛散に大きく関係してくるので要注意ですよ。

神戸市西区で割れているスレート屋根を部分的に貼り替え

お次は、割れていたスレート屋根を差し替えていきます！

まずは、割れているスレート屋根の固定釘を抜いて撤去していきますよ(^^)/

この作業を行う際に、他のスレート屋根を割らないよに注意が必要ですね。

そして、新しいスレート屋根を部分的に貼っていきます！

使用しているのは「コロニアルクァッド」と呼ばれるスレート屋根で、カラーベストとも呼ばれている屋根材ですね。

この屋根材は非常に割れやすいので、長期的な対策を取りたいのであればカバー工法などを行って屋根の材質を変えることをお勧めしますよ！

棟板金交換で腐食しない下地材「タフモック」を使用

そして、新しい棟板金の下地材として腐食しない「タフモック」を取り付けていきましょう(^^)/

タフモックとは樹脂でできた棟板金の下地材で、何よりの特徴が何年たっても腐食しないということですね。

既存の木下地材は腐食のリスクがありましたが、タフモックはその心配がありません！

腐食しないタフモックはビスを使用して既存の屋根下地へとしっかり固定していきます！

いくら腐食しないと言っても固定が弱ければ強風などの影響で飛散してしまうので、下地材の固定は非常に重要ですね。樹脂ですので木材よりも軽量で、切断もしやすいですよ(^^)/

この様な感じで、新しい棟板金の下地材として腐食しないタフモックを取り付けました(^^)/

腐食しないタフモックに棟板金を取り付ける際の注意点

お次は、新しい棟板金を取り付けていきましょう(^^)/

棟板金の材質はガルバリウム鋼板と呼ばれる鉄とアルミの混合金属で錆に強い建材ですね。

色は複数ありますので、既存の屋根材に近い色を選択することが出来ますよ！

下地となるタフモックの上にかぶせて取り付けていきます。

棟板金を取り付ける際の注意点は雨漏りしないようにジョイントにシーリングを挟み込むことですね！

これをしっかりと挟んでおかないと、隙間から漏水して雨漏りすることがありますので要注意ですよ(>_<)

特に、今回のような築30年を超えている屋根ですと防水シートが破れている危険性がありますので、棟板金の止水作業は重要となりますね。

そして、新しい棟板金はステンレス製のビスを使用して固定していきます(^^)/

釘ですと前回の様に抜けてくる危険性がありますが、ビスを使用することで抜けるリスクを最小限に抑えることが出来ますよ！

450ミリくらいの間隔でしっかりとタフモックへ固定することがポイントですね。

これで、腐食しないタフモックを用いた棟板金の交換は完了となります！

神戸市西区で棟板金の交換を行った費用

神戸市西区にて、タフモックを用いた棟板金交換を行った単価ですが1m当たり4,000円となっております。

使用材料や工事条件によって3,000円～4,000円に単価は変動しますが、一般的に100,000円以内で収まるケースが多いですね！

屋根の勾配が急だったり、3階建て以上で屋根に昇れない場合は足場が必要になりますので、工事前の無料点検時に判断させていただきます。

今お住いのお家やお勤め先の工場や事務所をこの先どうしていきたいかが重要で、それに見合ったご提案をすることが街の屋根屋さん神戸西店の仕事だと思っております(*^^*)

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