更新日：2024年03月08日

東金市堀上へ劣化が進行しているセメント瓦屋根の調査に伺いました。点検結果についてご報告いたします (‘◇’)ゞ

セメント瓦はセメントやコンクリートを原料に成型された瓦の一種です。セメント瓦は釉薬瓦（陶器瓦）とよく似ていますが、表面の光沢の有無で区別出来ます。

屋根の状態

切妻屋根の大棟（おおむね）の棟瓦にズレが発生していました。熨斗瓦（のしがわら）のズレが数箇所で発生していました。番線（銅線）で固定されていますが、番線が切れてしまう恐れもありますので、早めのメンテナンスを検討される必要があります。

苔（コケ）が発生

セメント瓦は、塗装により防水性を維持しています。塗装が劣化すると、色褪せて表面がざらつき、苔（コケ）やカビが発生しやすくなります。塗膜が剥がれてしまうと、セメント素材が露出してしまいます。

塗装が剥がれてくると、水分を吸収しやすくなるため瓦の劣化が進行し、強度が下がり割れやすくなります。美観だけでなく、防水性を保つためにも定期的な塗装メンテナンスが必要といわれる理由です。

現在、セメント瓦のほとんどが製造終了となっているため、破損等で差し替えを行うというのが難しい状況です。私たち街の屋根やさんでは、セメント瓦のメンテナンスや全面改修等も数多く承っております。まずはお気軽に 無料の現地調査をご依頼ください(^_^)/~

見た目で分かる違い：セメント瓦とコンクリート瓦

セメント瓦とコンクリート瓦など、形状が似ている場合に見た目で判断できる方法として、小口部分の違いがあります。セメント瓦は小口部分が平らです。洋風コンクリート瓦は小口部分がザラザラで凹凸がありますので分かりやすいです👀

今回のお客様宅のセメント瓦の形状は、日本瓦（和瓦）とよく似た形状でした。日本瓦（粘土瓦）は裏面がオレンジ色（粘土色）ですが、セメント瓦は裏面がグレーになっていて布目模様があります。洋風コンクリート瓦の裏面には製造メーカー名の刻印があるのが特徴です。