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西条市でセメント瓦を防災瓦の陶器平板瓦で屋根葺き替え工事
西条市 屋根材(瓦)
【工事のきっかけ】
西条市にお住いのお客様より「雨漏りしているから屋根点検をしてほしい。」とのお問い合わせをいただきました。
屋根点検の結果、瓦の重なりに溜まったホコリが雨水を吸い上げて雨漏りの原因となっていました。
瓦下の防水紙も経年劣化で傷んでいたので、新しい陶器平板瓦で屋根葺き替え工事することをご提案させていただきました。
基本情報
- 施工内容:屋根材(瓦)
- 施工期間:4日間
- 築年数:築43年
- 使用材料:陶器平板瓦 鶴弥㈱ スーパートライ110タイプⅠ:銀鱗色
西条市にあるセメント瓦の屋根です。
一般的にセメント瓦のメンテナンス
は屋根塗装
をされる方が多いですね。
ですがセメント瓦は屋根塗装しても雨漏りは直りません。
屋根葺き替え工事が最も適した屋根工事となります。
今回はセメント瓦屋根の屋根葺き替え工事の様子をご紹介します。
関連ページ
「屋根葺き替えで不安を解消しませんか?」
既存のセメント瓦を剥がして撤去します。
瓦の重なり部にホコリやゴミが溜まっています。
このホコリに雨水が触れると「毛細管現象」により
雨水を吸い上げてしまいます。
吸い上げた雨水は釘を伝って釘穴から侵入して雨漏りとなります。
剥がしたセメント瓦を裏返すと釘穴から侵入した雨水によりシミがはっきりと残っています。
ですからセメント瓦は屋根塗装ではなく屋根葺き替え工事が必要です。
瓦の下には防水紙が張られていますが、経年劣化により亀裂や脆く傷んでいます。
この状態では瓦の下に入った雨水が雨漏りしてしまいます。
瓦を剥がすと屋根全面に雨水によるシミが防水紙に残っていました。
関連ページ
「防水紙の重要性」
古く傷んだ防水紙を撤去すると下の野地板が雨漏りが原因で白く腐食しています。
どれも釘穴を中心に傷んでいて、釘穴から雨水が侵入して雨漏りしていた証拠となります。
古い野地板の上に新しい構造用合板(厚さ12㎜)
を重ねて釘で留めます。
これを「増し張り補強」と呼んでいます。
この屋根下地は屋根材を固定するビスや釘が効かないと意味がありません。
屋根下地工事は屋根葺き替え工事のときにしか施工できないので、重要な工程となります。
合板にもいろいろな種類がありますが屋根には湿気や水気に強い針葉樹(杉やヒノキ)構造用合板が最適です。
関連ページ
「屋根の最も重要な部分
野地板のメンテナンス」
新しく丈夫な屋根下地で出来上がったので、その上に防水紙を張ります。
今回使用する防水紙はゴムアスルーフィングの中でも上位種の
「田島プラチナプラス」。
安心の防水性と耐久性に優れた防水紙で、しっかりと雨からお住いを守ってくれます。
防水紙は軒から上に向かって順番に、タッカーで留めていきます。
この時に注意するのは上下10㎝・左右20㎝以上被せること。
正しく施工された防水紙は雨が降っても雨漏りさせません。
軒先に「水切板金」をつけて軒の木部が雨に濡れるのを防ぎます。
ケラバには「捨て谷板金」を取り付けケラバの瓦の隙間から侵入した雨水をスムーズに軒先まで排水させます。
このように屋根工事には雨水を上手く排水させることを計算して施工します。
これを「雨仕舞(あまじまい)」と呼び、専門の知識と豊富な経験が必要となります。
関連ページ
「雨漏りをさせないために雨水を排水させる雨仕舞」
今回使用する新しい瓦は三州産(愛知県)の陶器平板瓦を施工します。
粘土を形成して焼成する瓦は耐久性が高く断熱性や防音性に優れた屋根材です。
瓦の寸法を防水紙に墨付けして、墨に合わせて瓦桟木を釘留めします。
瓦の裏面に突起物のツメがあり、瓦桟木にツメを引っかけて釘留めすることで地震にもズレない台風でも飛ばされない自然災害に強い防災瓦
となります。
関連ページ
「地震や台風に強い【防災瓦】を徹底解説」
まずは軒の瓦から上に向かって順番に施工します。
軒先の1段目の瓦は上部に2本の瓦釘と横を押さえるようにL型釘の合計3本で釘留めします。
軒は台風で強風の影響を受けやすい部位なので特に気をつけて固定します。
2段目から上の瓦は1本の瓦釘で留めます。
瓦釘は耐久性の高いステンレス製の釘で強風でも瓦が飛ばされる心配はありません。
ケラバの瓦は雨水が横に流れないようにスポンジのような防水シーラーを取り付けます。
万が一防水シーラーから雨水が流れても、ケラバの「捨て谷板金」
があるので速やかに軒先まで排水してくれます。
ケラバは専用のL字型の「袖瓦(そでかわら)」を被せて木下地にステンレスビスで固定します。
1階の屋根と2階の外壁との取り合いは隙間からの雨漏りに気を付けます。
屋根工事専用の南蛮漆喰を詰めて「のし瓦」を施工します。
これで隙間はないのでここから雨漏りすることはありません。
棟に棟金具を90㎝ピッチで取り付け木下地の芯木をのせてビス留めします。
芯木に防水シートを被せてブチルテープで瓦としっかり密着させます。
あとは棟瓦を被せてステンレスビスで芯木に
固定します。
昔は棟の施工に土を利用していましたが、現在は乾式工法で施工しており地震や台風に備えた施工法となっています。
関連ページ
「屋根瓦を軽く!棟瓦の乾式工法で耐震性向上」
これで陶器平板瓦への屋根葺き替え工事が完了です。
お客様より「これで雨漏りの心配なく安心して寝れるよ。」と喜んでいただけました。
瓦は屋根塗装の必要がないのでランニングコストがかからず経済的です。
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