更新日：2024年02月23日

　足立区入谷にお住まいのお客様より「築15年以上経過したので屋根のメンテナンスを検討しています。調査・お見積りをお願いしたい」とご相談をいただき調査にお伺い致しました。

　私達「街の屋根やさん」では、建物の調査からお見積りの作成までを無料にて行っております。メンテナンスをご検討の際には、お気軽にご相談下さい。

現地調査

　現地調査の様子になります。

　こちらの建物は、元々スレート屋根の建物でしたが7年程前に増築を行った箇所の屋根は勾配の関係状縦平葺きの屋根が使用されておりました。

　屋根材は、大手建材メーカーのニチハより製造されたパーミルという屋根材になります。パミールは、アスベストの規制が行われた初期に製造された屋根材で、これまでアスベストを含んで耐久性を確保していた屋根材からアスベストを抜いてしまったことで耐久性が確保出来ずに設置後約7～8年ほどで屋根材の剥がれや割れの症状が発生し問題となっている屋根材になります。

　屋根材には、層状剥離の症状が発生しておりました。層状剥離とは、屋根材がミルフィーユのように何層にもわたり剥がれてしまう症状になります。パミールは、層状剥離の影響により塗装を行ってはいけない建材となりますのでメンテナンスの際には屋根カバー工法又は葺き替え工法でのメンテナンスとなります。

　この様な、層状剥離の症状はパミール特有の劣化症状になりますので、こういった症状が発生していたら使用されている屋根材はパミールということになります。

　棟板金を確認すると板金の浮きやズレは確認されませんでしたが板金を固定している釘には数か所で1cm程の浮きが生じておりました。釘の浮きが進行してしまうと最終的には抜けてしまい板金の固定力を低下させてしまいます。棟板金は、訪問業者により多く指摘を受ける箇所になりますので悪徳業者に指摘を受ける前に状況を把握しておくと安心です。

　パミールは屋根材の層状剥離の影響で塗装でのメンテナンスが出来ない屋根材になりますので屋根カバー工法でのメンテナンスをご提案致しました。屋根カバー工事の費用は、税込み877,800円より承っております。施工範囲や使用材料により施工金額が異なりますので詳しくはお問い合わせ下さい。