筑西市でM型スレート瓦の色が剥げたとの相談！塗装と釘の再打ちが必要
更新日：2024年12月25日
戸建て住宅によく使用されるスレートは、5㎜厚ほどの薄い板のようなフラットタイプですが、陶器瓦と同じく厚みがあり、波打った形状をしてるのがスレート瓦です。
それでは、早速屋根の状態を見てみましょう(⁎•ᴗ•⁎)و ̑̑
築25年のこちらのお宅はM型瓦です。
半円を合わせた波形で、一枚の瓦に二つの山があることからふた山瓦とも呼ばれています。
ヨーロッパでは古くから使用されていた形で、外国風のおしゃれが仕上がりが人気となり、広く流通した時期もありました。
瓦のデザインはJ型・F型・S型・M型に分かれますが、M型は踏み割れに対する強度があり、その分厚みを薄くすることが可能なため、一番軽量な種類になります。
屋根の傾斜は6寸（約31°）で急勾配の部類に入ります。
角度があるので雨水が屋根に溜まりにくく、雨漏りのリスクが少ない点が特徴です。
お客様が気にされていた色褪せですが、まだら模様が全体に及び、塗膜が剥がれていることが分かります(יםי ; )
主成分がセメントのスレート瓦は、陶器瓦と異なり定期的な塗装が必要です。
退色した瓦の美観を回復させる目的もありますが、塗装は防水性と耐久性を維持するために不可欠なメンテナンスなんです。
塗装が剥げてしまうと防水性が失われ、屋根材に雨水が浸み込むようになり、最終的に雨漏りにまで発展するリスクが出てきます。
スレート瓦を健全な状態に保つには塗装を施さなければなりませんが、雨漏りを起こしていないことが条件となります。雨漏りは塗装では直りませんので、特に築30年以上経過した住宅は、慎重にメンテナンス方法を検討しましょう(.•᎑•.)⁾⁾
続いて確認したのは、瓦屋根に欠かせない漆喰です。
棟瓦の下を覗き込んで手で触れたところ、築25年が経過している割には比較的良好な状態でした。
漆喰は大丈夫だったのですが、軒先の瓦に釘が浮いた箇所を発見しました。
そして、同様の釘浮きがケラバ瓦でも起こっていました。
脱落に繋がる危険性があるケラバは、特に注意しなければなりません(>_<｡)
瓦の釘浮きの主な原因として、強風や気温変化の影響が考えられます。
屋根の端部に位置する軒先やケラバは風をまともに受けるため、長年にわたり少しずつ緩みが生じ浮いてしまったのでしょう。
小さな釘の状態を、地上から判断することは困難です。
実際に屋根に登って見つかるケースが多いので、屋根診断は定期的に行った方がいいと思います。
釘が浮いていても、残念ながらそのまま塗り直してしまう塗装業者さんも多いのです。
塗装を専門とする業者さんは、塗ることだけがお仕事ゆえに、仕方がないと言えば仕方がないのですが…。
屋根工事店の街の屋根やさん水戸店は、不具合を改善しながら行う塗装が得意なんです！
釘浮きはもちろんのこと、下地に腐食がないかどうかなどもしっかり確認いたしますよ(´∀`)ゞ
調査の結果に基づき、お客様には塗装と釘の再打ちが必要との報告をさせていただきました。
今回は下地に特に問題はなく、M型スレート瓦に割れや欠けが見当たらなかったので、塗装のメンテナンスが大丈夫と判断しました。
築年数にかかわらず、劣化状態によっては塗装が難しい場合もあります。
プロの厳しい目で、点検や調査をしてくれる業者さんに依頼しましょう。
当店はスレート瓦を始め、様々な屋根材に精通したスペシャリストが揃っています。
茨城県内全域で無料診断を承っておりますので、一度活用されてはいかがでしょうか(˶ᵔ ᵕ ᵔ˶)
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