更新日：2024年01月10日

この度の令和6年能登半島地震により被災された皆様、ならびにそのご家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
皆様の安全と被災地の一日も早い復興そして被災された皆様の生活が1日も早く平穏に復することをお祈り申し上げます。

木更津市東太田にお住まいのお客様より、棟板金（むねばんきん）が剥がれてしまったとのご連絡をいただき現地へ伺いました (^^)/

棟板金（むねばんきん）は、屋根のてっぺんにある金属の板です😊　もう少しきちんと説明しますと、屋根の「面」と「面」が合わさる「山」部分に金属板を被せて、建物内に雨水が侵入しないようにしています。

隅棟の一部に剥がれ

棟板金には、位置により呼び名があります。屋根の頂上に横方向に設置されているのが大棟（おおむね）の棟板金で、そこから下方向へ分かれるように設置されているのが隅棟（すみむね／下り棟）の棟板金です。経年劣化等で、強風や台風被害を受けることが多い部位です。

今回飛散したのは、隅棟（すみむね）の一部でした。下地材の貫板（ぬきいた）がむき出しになっているため、この状態で長く放置するのは雨漏りに繋がるおそれもあるため、応急処置だけでも早めに行われることをおすすめします m(__)m

劣化症状を確認

別位置の棟板金を確認すると、内部にあるはずの貫板が一部出てきてしまっている箇所がありました (>_<)

貫板は木材が使用されていることが多く、雨水の浸入や結露等で腐食しやすくなります。水分を含むことで、木材が徐々にもろくなり釘の固定も緩んでくると棟板金の浮きが発生します。

金属屋根は、傷が付くとそこから錆が発生しやすくなるため注意が必要です。ガルバリウム鋼板は、トタンより耐久性はありますが、傷が付いた場合や塗装の劣化、環境等により錆が発生しますので、定期的な塗装メンテナンスが必要です。

雨樋の変形

1階・2階の軒樋（のきとい／横樋）に変形がありました。この状態では、屋根から流れてきた雨水を受け止めることも難しいです。また、瓦棒の部分にも経年劣化で朽ちている部分も見受けられました。

雨漏りがある場合は、屋根全体のリフォームをおすすめいたします。瓦棒葺き屋根の場合は、部分的な補修も可能ではあります。まずは、経験豊富なスタッフにより、現地調査で状態をしっかり確認させていただきます。

私たち街の屋根やさんでは、お客様のライフプランや、ご都合などを踏まえ最適なメンテナンス方法をご提案いたします。お気軽にご相談下さい (^^♪