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【お問い合わせのきっかけ】
担当:谷
君津市法木にお住まいのお客様は、近くで工事をしていて気になったので訪問しましたとの理由で突然訪ねてきたそうです。 自身が丁度ご自宅を離れていた時だったそうで、お年を召しているお母様が対応したそうですが、勝手に屋根に上がり調査したそうで、やはり壊れてしまっていると言われたそうです。 板金に養生をしたので早く契約をしてくれと、急かされたそうです。 少々怪しいと感じたそうで、ご自身で近くの工事店を探したそうで私達、街の屋根やさんを見つけたそうです。 訪問業者の言っている事が本当なのか見てもらいたいとの事でしたのでまずは現地調査をして状況を把握致します。
担当:谷
近くで工事をしている屋根業者ですが、ちょっと屋根の状況が気になって!
君津市法木にお住まいのお客様は、ある日突然訪問業者が「近くで工事しているのだが、屋根が気になって声を掛けました」との事でご自宅に訪問してきたそうです。
ご自身は不在中との事で、お母様が対応したそうですが、余り話が分からない内に、屋根に上がり調査を始めたそうです。
業者によると、棟板金が破損していたので、修理にかかる見積もりと屋根の破損している部分に養生をしたとのことでしたが、工事の催促もしてくる中、少々怪しいと感じ、ご自身で私達、街の屋根やさんを見つけ連絡をして頂きました。
まずは現地調査をして見ると色々な事が解ります!
養生をしていた部分には、パイロンテープと言う貧弱な養生テープが張られておりました。
建物手前部分の下り棟部分の養生テープでは、棟板金は破損しておらず、「養生をしたという意味が解らない無駄な状態でした」
一部分は棟板金を剥がした後があり、木材の貫下地の破損跡から見るとまだ傷が新しく違和感を感じました。
屋根の状況をご報告させていただき、棟板金の交換が必要な旨をお伝えさせていただき、工事のご依頼をいただきました。
棟板金は屋根の突起している部分に取り付ける板金の事を言います。屋根材では施工できない場所に取り付ける物ですが、至って単純な2種類の建材で出来ている部位です。
一つは屋根面に直接固定する貫板です。当時は木材を使用していたのですが、より耐候年数が長いタフモックと言う樹脂製貫板を使用しました。
もう一つは板金です。固定した貫下地に取り付ける山形に加工された板金です。継ぎ合わせて屋根に取り付ける板金の部位になります。棟板金はこの2種類の建材で成り立っております。
タフモックを今回使用して工事を致します。
直接屋根に固定をするタフモックですが、現在使用頻度が多くなっている建材です。当時は多くが杉板の15mm×90mmの木材を使用されていましたが、住宅の中で一番耐候年数が必要な屋根で木材を使用している事から、劣化の進行が早すぎ台風などの自然災害でよく飛散してしまう建材でした。
現在では屋根の建材で弱点になっていた木部の経年劣化ですが、タフモックと言う樹脂で出来ている貫板を使用することで腐る事が無くなり飛散防止に役立っています。
板金の設置加工
今回お客様の屋根形状は、寄棟と言う屋根の形をしています。
平行に付ける大棟と斜めに下がる下り棟の二種類です。繋ぎ合わせるには板金をカットしたり、折り曲げて合わせる為に板金加工が必要です。工事店でいろいろなやり方はありますが、いずれもひと工夫をして雨漏りが無いように加工いたします。最後にコーキングを打ち雨水の浸入を防ぎます。
棟板金交換工事を完成することが出来ました
屋根の上の事なので破損している事や劣化している事など、お客様が直接確認する事は難しく、今回の様に訪問業者に指摘を受けても、実際に見ることが出来ない事から、棟板金の状況を知るすべはありません。
棟板金は板金で下地が隠ぺいしている事で、どうしても状況を把握する事が難しい建材です。特に台風の様な自然災害後などは注意が必要で、棟板金にダメージを抱えている事に気付かず、放置しがちな場所ですので、定期的に信頼できる業者に点検などをしてもらう事が、雨漏りの起こる確率を減らす事となります。
棟板金は7,700円で交換が出来ます。樹脂製貫板下地を高耐候に変えることで今後台風の様な自然災害でも 安心が出来ますので、10年以上経過していれば、交換しておく事をお進めいたします。
どのリフォームが最適?屋根リフォームの種類【街の屋根やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。