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日立市で飛込み業者に屋根の板金下地の不具合を指摘されたとのご相談
更新日:2023年11月28日
茨城県の皆様こんにちは、街の屋根やさん水戸店です。
本日は、日立市で行った屋根調査の模様をお届けいたします。
「一階と二階の境目が浮き上がっています。そこから雨水が入って内部が腐っているかもしれません」
飛び込みで訪問してきた業者に、突然このような話をされたお客様からのご相談です。
訪問業者による屋根工事のトラブルは増加する一方で、国民生活センターへの相談件数も非常に多い状態です。
今回は、注意点や対処法なども併せてご紹介したいと思います*( ᵕ̤ᴗᵕ̤ )*
実は日立市のお客様は二度目のご相談です。
一度目は通りかかったという業者から、「屋根の上部が浮いている」と指摘されたことがきっかけでした。
数日後に実際に屋根に登って点検をしたいと言われたため心配になり、別の業者にも見てもらった方がいいのでは?といろいろ調べられ、当店へご連絡をいただきました。
点検の結果、特に異常が見られる箇所もなく、このままで大丈夫ですよとお伝えしましたが…
一年も経たないうちに、二度も同じような訪問業者に声をかけられると、とても不安になりますよね(。•́ - •̀。)
お客様宅は約築30年、「アルデージュ」という種類の屋根材が使用されています。
旧松下電工(現パナソニック)さんが製造していたスレート屋根で、現在は廃番となっています。
通常のシンプルなスレート材とは異なり、一枚一枚に深いスリットが入っているのが特徴で、下端部の長さをランダムに変えた意匠性の高いデザインです。
仕様書には「彩色石綿板」と記載されていますが、石綿(アスベスト)含有のスレート板のことで、カラーベストやフルベストなどもこの中に入ります。
建てられてから約30年が経過していますが、5~6年前に屋根と外壁の塗装工事を行っているので、多少の藻の付着はありますが、見た目は綺麗な状態です。
問題の一階屋根と二階外壁の境目はどうなっているでしょうか?
飛び込み業者に、浮き上がっていると指摘された部分です。
屋根と外壁の接合部にあたるこの場所は、二階の外壁を伝って流れ落ちる雨水が溜まりやすく、屋根の中でも雨漏りのリスクが高いと言えるでしょう。
そのために、建物内部への雨水の侵入を防ぎ、スムーズに排出できる構造になっています。
浮きを注意された水切り板金は、建築時に外壁の内側まで立ち上がるように取り付けられ、雨水を屋根面へ受け流す役割を担っているので、本当に不具合があっては大変です( •̀ㅁ•́; )
調べたところ水切り板金の釘の一本が緩み、少し浮いているのが見つかりました。
この小さな釘の緩みを、遠目から確認できるものなのでしょうか?
若干の疑問は残りますが、板金自体に浮きはなく、雨仕舞いも特に問題なさそうです。
念のため棟板金も点検を行いましたが、こちらは釘がしっかり打たれ、緩みなどの気になる箇所はありませんでした( ´͈ ᵕ `͈ )
※他現場の水切り板金の不具合例※
他現場の写真で参照に、業者が勧めてきた工事を説明してみましょう。
水切り板金の中には、固定用の下地として貫板が設置されています。「板金が浮いてきたのは、木製の貫板が弱くなったことが原因なので、水に強い樹脂製のものに換え、板金も新しく取り付けましょう」という話だったそうです。
こちらの写真のように、釘が完全に外れ、板金が貫板から持ち上がってしまうほど隙間があいている場合は、放置せずに速やかに対処すべきだと思います。
しかし、今回は釘に緩みが生じた以外は、板金はしっかり貫板に固定されています。板金の釘は10年程度で段々抜けてきますが、今すぐ手を打たなければいけない状況ではないような…(;'-' )
釘の緩みが即雨漏りに繋がるのか?というわけでもなく、心配ならば釘のみをビスに替え、より強固に留め付ける方法もあります。
現在雨漏りもなく、屋根に関するお悩みがない状況で、果たして水切り板金と貫板を交換する必要があるのでしょうか?
約30年という築年数を考えると、後10年ほどで防水紙の張り替えを含めた屋根の全面的な改修の時期に差しかかります。改修時に水切り板金や棟板金は下地から作り直しますので、今敢えて手を付けることもないのでは?
そのようにご依頼主様にお伝えしたところ、「今回もお願いしてよかったです」とほっとされたご様子でした。
なんの前触れもなく突然訪問してきた見知らぬ人に、「屋根が浮いていますよ」「雨漏りするかもしれませんよ」と言われてしまったら、とても不安になると思います。
飛び込み業者のアプローチ方法は実に様々で、年々変化(進化)しています。
飛び込み業者の被害が多いのは住宅密集地です。また築30年以上経過しているお宅は、どこかに不具合があるだろうと見当をつけられ、築浅の家よりも狙われやすいかもしれません。
「すぐに工事をした方がいいですよ!」などと言われると慌ててしまいますが、トラブルを避けるためにも
その場で即決せず、時間を設けて冷静に考えましょう。
業者選びは詐欺を防ぐ意味でもとても大切です。「どこに頼んだらいいの?」とお困りの方は、街の屋根やさん水戸店にお気軽にご相談ください
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