更新日：2023年10月31日

　市原市五井南にお住まいのお客様は、訪問業者に棟板金が破損しているようだと指摘を受けたそうで、火災保険業者に調べてもらった所大きな破損は無いが、劣化が進んでいる為、早い内に修理をした方が良いと言われたそうです。

　いろいろな業者に指摘を受けると、屋根が心配になって来たそうで私達、街の屋根やさんにお問合せを頂きました。

まずは現地調査をして劣化状況を確認しに本日お伺いを致しました。

そもそも棟板金とは何だろう？

　棟板金（むねばんきん）は、屋根の棟（屋根の最上部で2つの斜めの屋根の部分が接続する部分）に使用される金属製のカバーで、屋根の構造の一部です。棟板金が破損すると、屋根の耐久性と防水問題が生じる可能性があります。

　棟板金で破損原因の多くは自然災害が多く、「風、雨、雹、雪、太陽光」などの自然環境関与により、棟板金が劣化、錆び、ひび割れることがあります。

現地調査での状況報告

今回の屋根調査でコーキングの劣化が目立っておりました。

　棟板金のコーキングは、通常の物ですと、屋根に使用しているコロニアル瓦や板金に比べると、非常に低い耐候年数となってしまいます、長くても6・7年程と言われています。

　棟板金のコーキング使用部分は少なく板金同士継ぎ合わせ部分に使用しています、板金の継ぎ合わせ部分も重なり合わせている為、表面上から見えない部分に入れ込んでいる事もあります。

　気になる方はオートンイクシードと言う超高耐候コーキングもございますので、ご相談してみて下さい。

　金属製の棟板金は錆びる可能性があり、劣化が進むと飛散してしまう可能性も大きくなります、必然的に定期的なメンテナンスが必要です。

　棟板金は2つの建材から成り立っており、屋根自体に固定する貫下地と下地に固定する化粧である板金にて合成されています、多くの破損原因は貫下地の劣化が原因で、棟板金の破損や飛散を防ぐには定期的に下地から交換することが良いでしょう。

　棟板金が正しく取り付けられていない場合や不具合が生じると、風や他の都合によって吹き飛ばされたり、変形したりすることがあります。

　棟板金の交換目安としては10~20年程で、下地から交換が望ましいでしょう、工事金額は交換する長さで変わります、大きさによりますが、ほぼ1日から2日で交換可能です。