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上益城郡益城町で土葺き瓦屋根から軽量な金属屋根「横暖ルーフ」へ葺き替え工事
益城町 屋根材(金属)
【工事のきっかけ】
上益城郡益城町のM様より、「屋根の上から石のような物が落ちてくる。瓦の老朽化も気になるので無料点検してほしい。」とご相談いただきました。
現地調査を行った所、屋根から落ちてくる石のような物の正体は、劣化した漆喰が剥がれ落ちた物であると判明しました。
漆喰は経年劣化もありますが、本来使用されるはずのない所にも施工されており、過去に施工不良があったと考えられます。
また、瓦屋根全体的に割れや歪みなども見られ、土葺きの瓦屋根である事も考慮し、M様には屋根葺き替え工事をご提案しました。
土葺き瓦屋根は瓦の重み+葺き土の重みもある為、屋根が非常に重く、耐震性の面で不安があります。
M様には軽量な金属屋根「横暖ルーフ」への葺き替え工事をご依頼いただき、屋根の軽量化を行う事になりました。
施工後は見た目がスタイリッシュになっただけでなく、従来の土葺き瓦屋根の約10分の1の重量になり、建物の耐震性が向上しました。
基本情報
- 施工内容:屋根材(金属)
- 施工期間:約一週間
- 築年数:約45年
- 使用材料:構造用合板(野地板)、改質アスファルトルーフィング、横暖ルーフ、塩ビ製角型雨樋
既存の瓦屋根には本来塗ってはいけない所に漆喰が塗られており、施工不良と経年劣化で漆喰が剥がれていました。
M様は「屋根の上から石のような物がポロポロと落ちてくる」とご心配で当店にご相談いただきました。
以前漆喰工事を行った業者が正しい施工を行わず、お客様に不安な思いをさせる事になっていたようです。
また、瓦の割れなど全体的に老朽化が見られました。
こちらの瓦屋根は葺き土と呼ばれる粘土を下地に敷き詰め、そこに瓦を乗せて固定する「土葺き瓦屋根」でした。
土葺きの瓦屋根は重量がかなり大きく、耐震性が悪くなっています。
M様ご自身も老朽化した瓦屋根に不安を覚えられていた為、今回は「横暖ルーフ」という金属屋根に葺き替え工事をご提案させていただき、工事を行う事になりました。
▶現地調査の詳しい様子はこちら
瓦を剥がしていく工程は通称「メクリ」と呼ばれ、葺き替え工事の中でも最も大変な作業です。
土埃も多く発生する為、マスクをして作業します。
瓦1枚の重さは約3kgあり、今回の屋根では瓦を1500枚以上めくらないといけない為、かなりの時間と体力が必要になります。
瓦を剥がすと、瓦を固定していた「葺き土」が出てきます。
葺き土は当初湿り気のある粘土状なのですが、年数が経つとカラカラに乾いてしまい、瓦を固定する力が弱くなってしまいます。
葺き土も土嚢袋に詰めて地上へ下ろします。
今回解体した瓦と葺き土を合わせると、約9トンほどになりました。
それだけの重みが屋根に乗っていると、建物への負担も大きくなりますよね。
▶瓦と葺き土解体の詳しい様子はこちら
バラ板の上から新しい構造用合板で野地板を作っていきます
瓦と葺き土を撤去すると、古い防水紙と下地のバラ板が出てきました。現在の屋根下地は「構造用合板」と呼ばれる板を隙間なく張るのが主流ですが、土葺き瓦屋根は屋根の通気を持たせる為に、このようなサイズがバラバラの板を隙間を開けて取り付けていました。
バラ板は通気性がある反面、耐震性や強度が高くない為、
今回は屋根下地を構造用合板に張り替えます!
▶屋根下地工事の詳しい様子はこちら
既存の屋根下地の上から、構造用合板を張りました。
既存の屋根下地には少なからず傷みがある為、そのまま構造用合板を張ると屋根に凹凸ができてしまいます。
凹みがある部分には補強木材を入れ、真っすぐ平らになるように高さ調整をするのが「不陸調整」です。
屋根葺き替え工事では屋根材の種類や質を気にされる方が多いのですが、実は仕上がりを左右するのに最も重要なのはこの野地板(屋根下地)なのです。
▶野地板は屋根材と防水紙の下の超重要部分、張り替えと増し張りでより強く
新しく張った野地板に、防水紙を張っていきました。
今回使用したのは「改質アスファルトルーフィング」という種類の防水紙です。
合成繊維不織布にアスファルトやゴム・樹脂を添加している事で、高い防水性・耐久性・シール性を実現しています。
屋根からの雨漏りを防いでいるのは、屋根材ではなく防水紙ですので、できるだけ高品質な防水紙を使用する事も大切です。
野地板にピッタリ隙間なく張り、雨水の侵入を防ぎます。
▶防水紙の重要性
野地板・防水紙の上から、横暖ルーフを葺いていきます。
まずはケラバや軒先の水切り板金を取り付け、屋根材を軒先から棟に向かって順に葺いていきます。
横暖ルーフの取り付けは嵌合(かんごう)式と言って、屋根材同士を引っ掛けて固定する方法です。
また、ビス留めも行う為、強風にも強い屋根に仕上がります。
▶横暖ルーフ葺き替えの詳しい工事の様子はこちら
横暖ルーフを全て葺き終えたら、屋根の頂上に棟板金を取り付けました。
棟板金は屋根の頂上を守る板金で、風や雨の影響を受けやすい場所です。
雨水が入らないように横からビスを打ち、棟板金同士の取り合い部にはコーキングを打っておきました。
▶棟板金の交換・修理ガイド【事例・費用】も豊富にご紹介
土葺き瓦屋根から横暖ルーフへの葺き替え工事が完了しました
土葺き瓦屋根から金属屋根の横暖ルーフへ屋根葺き替えが完了しました!
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail yane-kumamoto@dune.ocn.ne.jp
くまさんホーム株式会社
〒861-2234
熊本県上益城郡益城町古閑88−8
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