ホーム > 塩尻市屋根修繕|瓦屋根から金属屋根へ葺き替え屋根を軽くして耐…
塩尻市屋根修繕|瓦屋根から金属屋根へ葺き替え屋根を軽くして耐震性アップ効果と費用をご紹介
塩尻市 屋根材(金属)
【工事のきっかけ】
大規模耐震工事の一つとして、瓦屋根からガルバリウム鋼板屋根へ葺き替えて屋根を軽くしました。およそ100㎡の屋根に乗っていた瓦の重量は1㎡あたり60㎏なので6000㎏(6t)です。これを今回使った横暖ルーフSに葺き替えると屋根材が約480㎏、野地板などの副資材がおよそ700㎏なので、新しい屋根は1200㎏(1.2t)と5分の1の重さになります。
基本情報
- 施工内容:屋根材(金属)
- 施工期間:1週間
- 築年数:30年
塩尻市で行った瓦屋根から軽量の金属屋根への葺き替え工事の様子をご紹介します。
耐震性を上げたいが、いつ来るかわからない地震にどのくらい費用が掛かるか知りたいということでお問い合わせいただきました。初期耐震診断では評点0.63点と、大規模地震が来ると倒壊の可能性がある数値です。この数値を評点1.0点以上にしたいのですが、重い瓦屋根から軽い金属屋根へ葺き替えるとそれだけで0.2点アップします。100㎡と比較的小さい屋根を葺き替えるので費用も抑えられ、壁や柱など建物の耐震補強個所も最小限で済みます。
今回はその耐震リフォームのうちの屋根工事をご紹介します。
街の屋根やさん松本諏訪平店ではこれまでに耐震工事を何件も手掛けてきました。経験、知識豊富なスタッフが費用をなるべく抑えて最大効果が出る工事をご提案します。耐震リフォームを検討されている方、耐震性に心配がある方、一度街の屋根やさん松本諏訪平店までご相談ください。お問い合わせは下の画像をクリック!フォームからメールでお気軽にどうぞ。
既存の瓦の様子です。
和瓦や釉薬瓦と呼ばれる瓦で、耐久性が高く、塗装などのメンテナンスも不要という点がメリットですが、現在使用されている屋根材の中では一番重量がある屋根材というのが最大のデメリットです。1㎡あたり副資材を入れると約60㎏、100㎡の屋根で6000㎏(6t)の重量が屋根に乗っている計算になります。6000㎏(6t)という数字覚えいておいてください。
資材の荷揚げや職人の昇降のための階段を取り付けて工事開始です。
まずは瓦の撤去からです。瓦は1枚約3㎏あります。撤去作業に関しては機械があるわけではないので、ほぼ手作業で外していきます。180枚くらいの瓦を手作業で撤去します。撤去した瓦は下で待機しているトラックに投げ入れます。2tトラックなので3台分の瓦です。
今の瓦はひっかけ葺きと言って、瓦桟(かわらざん)という角材に瓦をひっかけて止めています。昭和から平成初期にかけては土葺きという土で固定する方法をとっていたこともありましたが、土の分さらに屋根が重くなるので最近ではほとんど見なくなりました。葺き替えの場合この瓦桟も不要なので撤去します。瓦桟は釘で止まっているので瓦を撤去するよりも苦労する作業です。瓦桟を撤去すると次に出てくるのはルーフィング(防水シート)です。ただ既存のルーフィングは触ると簡単に破けてしまうほど劣化していました。ルーフィングが機能していなかったので雨漏りがあっても不思議ではありません。
これで野地板(のじいた)という屋根材の下地が露出になりました。瓦屋根の葺き替えはここまで撤去します。
解体、撤去が終わって次は新しい屋根を葺いていく工程です。
標準工事では新しい野地板を取り付ける工程なのですが、今回はオプションでまず遮熱シートを入れました。
遮熱シートはサーモバリアという商品で、梱包材のエアキャップ(プチプチ)に似たシートを純度99.9%のアルミシートで挟んだもので、熱を反射させることで、屋根や外壁に使うと夏の暑さを反射してくれます。逆に浴室の壁や居室の壁に使う場合は暖かさが外に逃げるのを防いでくれます
熱の伝わり方には直接触って伝わる熱【伝導熱 カイロなど】空気で伝わる熱【対流熱 エアコンなど】赤外線で伝わる熱【輻射熱 太陽・ストーブなど】の3つがあります。断熱材は伝導熱と対流熱には効果がありますが輻射熱は止まりません。サーモバリアは輻射熱に効果があります。ちなみに建物内の熱移動のうち伝導熱と対流熱は25%、輻射熱は75%あります。割合が一番大きい輻射熱に効果があるのがサーモバリアです。
外から来る夏の暑さを反射させて室内の温度上昇を防ぎ、冬場暖かい室内の温度が外に出るのを防いでくれます
遮熱シートの敷設したら、標準工事の新しい野地板の取り付けです。以前の野地板は文字通り板だったので板の劣化で隙間ができ、そこが雨漏りの原因にもなっていましたが、新しい野地板は12㎜厚の構造用合板(ベニヤ)を使うので、隙間ができることは少なく、雨漏りの心配が軽減されます。
次に新しいルーフィング(防水シート)を敷設します。
新しいルーフィングはチャンピオンルーフィングという、樹脂シートを紙で挟んだルーフィングです。既存のルーフィングはほぼ紙だけのものだったので経年劣化で簡単に破れてしまい、ルーフィングの機能をはたしていませんでした。そのため古い野地板の隙間から雨が入ってしまい、雨漏りの危険もありました。極論を言えばルーフィングがしっかり仕事をすれば屋根材は何でもいいというくらい、ルーフィングは大切な建材です。ルーフィングが敷き終われば雨が降っても大丈夫なので、瓦の撤去からルーフィングの敷設までは1日で終わらせます。
新しい屋根材を取り付けます。今回取り付けた屋根材はガルバリウム鋼板で裏に断熱材が張り付いているニチハ株式会社の横暖ルーフSです。屋根材に付属している断熱材に遮熱シートの効果で断熱性も上がり、断熱材、遮熱シートで夏の室温上昇、冬の室温低下が軽減されます。
また、金属屋根の欠点の一つだった雨音がうるさい問題も断熱材と遮熱シートでほとんど気にならないと思います。
さらに既存の瓦と新しい横暖ルーフの屋根材だけの重量比は 瓦1㎡あたり約57㎏ 横暖ルーフ1㎡あたり約5㎏11分の1です。これに新しい野地板や新しいルーフィングなどの副資材が入ると重量比は5分の1ほどになります。
最後に棟(むね)板金を取り付けて工事終了です。この後建物の壁や柱を耐震補強して、最終的に耐震評点は倒壊する可能性が高い(木耐協)0.63から一応倒壊しない(木耐協)1.01点まで上がりました。やく0.4点アップのうちの0.2点が屋根を軽くすることによって得られた数値です。
今回の工事の耐震リフォームを含めた総額は4,600,000円、そのうち屋根工事が2,600,000円、耐震工事1,860,000円、和室から洋室への追加リフォームが140,000円でした。
街の屋根やさん松本諏訪平店では年間20件を超える屋根の葺き替え、カバー工法の工事を行っています。10日から2週間かかる工事なのでほぼ毎日屋根工事を行っていることになります。施工は有資格者の経験豊富なベテラン職人が行います。屋根でお困りごと、お悩み事がある方、耐震性が心配な方、一度街の屋根やさん松本諏訪平店までご相談ください。お問い合わせは下の画像をクリック!フォームからメールでお気軽にどうぞ。
この記事を書いた加盟店
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane-matsumoto@email.plala.or.jp
株式会社イトウ住建
〒399-0734
長野県塩尻市大門四番町6-5
長野県の加盟店一覧
電話 0120-989-742
E-Mail machiyane.iida@tanoshi-reform.com
株式会社たのしいリフォーム
〒395-0811
長野県飯田市松尾上溝6314-2
共通の施工事例はこちら
記事がありません
表示する記事はありませんでした。
各種屋根工事メニュー
私たち『街の屋根やさん』は神奈川県を含む関東全域を施工エリアとする、お住まいの屋根の専門店です!
街の屋根やさんでは下記の工事を取り扱っております。工事内容の詳細は各工事ページでご確認下さい。
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様の不安を解消できるように、お問い合わせから工事の完成までの流れをご紹介しています。
街の屋根やさんが施工している様々な屋根工事と屋根リフォームの一覧をご紹介します。
お客様から寄せられた屋根に関する疑問を、当店スタッフが親身に回答しています。
弊社で行った施工事例をご紹介しています。詳細な説明と写真でわかりやすくお伝えします。
弊社の会社概要になります。街の屋根やさんとはこんな会社です。