建物に使用するシーリングとコーキングの違いが分からない
更新日:2023年10月13日
外壁や屋根の修繕で「シーリング」や「コーキング」または「シール」という言葉を聞くことがあるかもしれません。やってる作業は同じような気がするけど、違いが分からないと思われている方も多いのではないでしょうか。シーリングやコーキングに限らず、世の中には、同じような意味なのに言い方・呼び名が違うということがたくさんありますね。今回は、モヤモヤを払拭するべく、シーリングとコーキングについてサクッと解説します。シーリングとコーキングは同じ?
いきなりですが、結論から申し上げますと、建物の修理/工事など(建築現場)で使われる「シーリング」と「コーキング」はイコールです。厳密には少し違いますが、そこまで知識を深めなくても・・という感じです。ただ、スッキリしないという方のために、分かりやすい言葉で説明します。
●シーリング材:建物の目地や、隙間に充填(じゅうてん)して、防水性・気密性などの機能を高める材料
●コーキング材:油性コーキング剤のことで、ペースト状のシーリング材料
現在では「油性コーキング材」はほとんど使用されなくなっていますが、過去に油性コーキング材が普及していた名残りだったり、油性コーキング材が使用されてきた箇所(モルタル、コンクリートなどのクラック補修、サッシ周り、コンクリートの打ち継ぎ目地・亀裂誘発目地など)の作業を現在も「コーキング」と呼んでいることが多いようです。現在は、一応「シーリング」に統一した表現となっているそうです。
シーリングに統一されているということですが「コーキング」や「シール」と言っても、作業は同じですのでまったく問題はありません。もちろん、私たち街の屋根やさん/待ちの外壁塗装やさんへご連絡いただく際も、どちらの呼び方でも大丈夫ですのでご安心ください!
シーリング処理
シーリング材を外壁の目地や隙間に充填(充填)することで、建物内に雨水が入り込むのを防ぐ効果があります。外壁塗装の際は、シーリング処理を施して塗装します。外壁塗装をしない場合でも、シーリング材の増し打ちや、打ち替えという補修もあります。
また、シーリング材はクッションの役割もあります。例えば、外壁と下屋根(1階屋根)の取り合い部分にシーリング処理を施すことで、地震や強風等の揺れなどで外壁材と屋根材という異なる建材がぶつかる衝撃を防ぎ、建物の耐久性を高めています。
屋根工事の際にも使用します
シーリング材は、外壁だけでなく屋根工事でも使用します。例えば、棟板金交換工事で棟板金の下地材(貫板)を固定していた釘穴を埋めたり、棟板金の接合部にシーリング処理を施しています。屋根塗装時には、外壁塗装の際と同様、ヒビをシーリング材で補修して塗装を実施していきます。
建物に使用されるシーリング材には、用途により適した種類があります。耐用年数が5年~7年ほどのものから、オートンイクシードという長寿命な(1成分形ポリウレタン系)タイプもあります。私たち街の屋根やさんでは、シーリング材を使用した補修工事も承っておりますので、お気軽にご相談ください。
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