こんにちは。街の屋根やさん名古屋南店です。

前回のブログでは、名古屋市南区において、汚れや苔、カビなどが目立っていた住宅外壁の高圧洗浄についてお伝えいたしました。

今回は、高圧洗浄後に行った外壁や基礎巾木への塗装工事について、その施工の様子をご紹介したいと思います。

▼前回までのブログ
・名古屋市南区で屋根の漆喰剥がれや棟瓦歪み、ビス緩みなど現場調査について
・名古屋市南区で外壁のひび割れやクラックを発見、その他付帯部の劣化など現場調査
・名古屋市南区で外壁に長年積み重なった汚れや苔、カビなどを落とす高圧洗浄の重要性

シリコン塗料を用いた外壁塗装

高圧洗浄の後、洗浄水が十分に乾燥したことを確認したら塗装工程へと移っていきます。

外壁塗装は、下塗り、中塗り、上塗りの3回塗りが基本となりますが、これらの工程を適切に行うことで、下地にしっかりと密着した強い塗膜をつくれるようになります。

今回、仕上げ塗装に使用した塗料は、シリコン塗料です。

シリコン塗料とは、主要成分にシリコン樹脂を配合した塗料のことをいい、性能面やコスト面など、総合的にバランスよく優れているので、外壁塗装では定番ともいえる塗料になります。

外壁塗装の3回塗りが完了し、必要な塗膜厚さも確保できました。

汚れや苔、カビ、ひび割れなどが目立っていた外壁面も、新築当時の美しさが見事に甦りました。

中性化を抑える塗料を用いた基礎巾木塗装

現場調査時、基礎巾木には多くのひび割れが発生していました。

基礎は建物を支えるきわめて重要な構造ですが、屋根や外壁と同様に、雨などの影響を受けやすく、劣化しやすい部分なので、塗装などで保護していくことが重要になります。

今回の基礎塗装では、エスケー化研の基礎巾木専用塗料「ベースプロテクト」を使用しています。

「ベースプロテクト」は、中性化を抑制する効果が期待できるほか、透湿性や下地追従性にも優れる高機能な塗料です。

ちなみに、中性化とは、通常は強いアルカリ性を示すコンクリートが空気中の二酸化炭素と反応して少しずつ酸性へと傾いていく劣化現象のことをいいます。

中性化が進んで鉄筋まで及ぶと、サビが発生して内側から破壊されることもあるので、基礎の中性化対策は建物の寿命を守る意味でも非常に重要です。

まずは下塗りを行って下地を整え、しっかり乾燥したら、その上に「ベースプロテクト」を重ねて塗装します。

ひび割れもなくなり、劣化要因から効果的に基礎を守る強い塗膜が完成しました。

塗装工程では、外壁や基礎の他にも雨樋や鼻隠し、破風、そして玄関前のブロック塀なども塗り替えを行っています。

なお、これら付帯部などへの塗装については、次回のブログで詳しくご紹介したいと思います。