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阪南市で雪害での瓦のズレと漆喰の剥がれのご相談で屋根を点検!
更新日:2023年8月4日
阪南市にお住いの方で瓦屋根のことで心配されている方はおられますか?
昔ながらの瓦屋根は下地に土を敷いているので屋根が重く、地震での被害も心配ですよね・・・。
また、経年で土が痩せてくると瓦がズレやすくなるので定期的なメンテナンスが必要です。
近年、大型の台風が上陸したり南海トラフ地震もいつ襲ってくるか分からないので、今からできる備えをしていきましょう。
今回の現場ブログでは、阪南市で行った屋根点検の様子をご紹介させていただきます。ご自宅の屋根の状態が気になる、という方は是非参考にしてくださいね(^-^)/
「先日の雪害で瓦がズレたり漆喰が剥がれてしまったので調査にきてくれませんか?」阪南市にお住いのA様よりお電話でご相談をいただき屋根点検にお伺いしました。
A様邸は築50年程の平屋建ての住宅です。屋根は土葺きで、シルバーの釉薬瓦(ゆうやくかわら)を使用しています。
まずは「土葺き」「釉薬瓦」について分かりやすくご説明させていただきますね。
「土葺き」ってどんな屋根?「釉薬瓦」ってどんな瓦?
A様邸は現在雨漏りしていないとのことでしたので、早速屋根点検を行いました。
屋根に上がり、まず気になったのが「瓦のズレ」です。
屋根の上を歩くと「カタカタ」と音がなり、瓦が動いている状態でした・・・!
写真を見ていただくと瓦がズレてい様子がよく分かります。瓦がズレて隙間があいている箇所がいくつもありました。
土葺きの屋根は粘土を下に敷いて瓦を密着させて葺いているので、経年で土が乾燥して痩せてくると瓦を固定する力が低下してしまいます。そのため、強風や揺れで瓦がズレやすくなってしまうのです。
瓦がズレて隙間があくと、そこから雨水が浸入して雨漏りしたり、雨水の浸入で葺き土が流されて更に悪化してしまいます・・・!
A様邸は全体的に瓦がズレて動いていました。
去年の冬の雪害で、雪の重みで瓦がズレてしまったということですが、月日とともに葺き土が乾燥して瓦を固定できなくなっていたのでしょう。
瓦をめくって新しい土を入れると瓦を固定できますが、屋根を葺き替えるよりも高額になる可能性があります。また、部分的に葺き土を入れると瓦の下地がデコボコになりきちんと収まりません。ですので、瓦を持ち上げてズレを戻し、コーキングで固定する方法で修理の見積り書をお預けすることになりました。その工法のことを
「ラバーロック」と言います。
【コーキングってなに?詳しくはこちら】➡ 屋根工事と雨漏り補修に必要なシーリングやコーキングの種類と使用法【ラバーロックってどんな工法?詳しくはこちら】➡ 地震と強風に強くなる!?瓦屋根のラバーロック工法のメリットとデメリット
A様邸の屋根は棟瓦の漆喰が剥がれていました。
棟とは屋根の頂点の水平部分のことで、棟に葺く瓦の総称を「棟瓦・むねかわら」と言います。
棟はふたつの屋根面の継ぎ目となるので隙間ができます。その隙間から雨水が入るのを防ぐために瓦を積み上げているのです。(屋根材によって異なります)また、棟瓦は屋根面の瓦を押さえる役割も果たしています。
A様邸の棟瓦は四角いのし瓦を3段積み上げ、一番上に紐丸瓦を葺いた形状で、紐丸瓦を固定するために継ぎ目に漆喰が塗装されていました。
漆喰とは・・消石灰(水酸化カルシウム)を主成分とした建築材料のことその漆喰が経年でポロポロと剥がれてきていました。
棟の紐丸瓦は1枚ずつ銅線で固定されていたので漆喰が剥がれてもすぐにどうこうなるわけではありませんが、汚れた漆喰が屋根面に転がっていると美観性を損ねてしまいますし、心配になりますね。
剥がれてきている紐丸瓦の漆喰は撤去してコーキングで固定するご提案をさせていただきました。
【漆喰について詳しく知りたい!こちらから】➡ 傷んだ漆喰の詰め直し、棟瓦の取り直しで瓦屋根を健全に保つ
棟の面戸漆喰も一部剥がれ落ちていました。
面戸漆喰とは、棟と屋根面との取り合いに生じる半月状の隙間に詰める漆喰のことです。
面戸漆喰は棟瓦を固定したり、雨水の浸入の浸入を防ぐ役割があります。また葺き土が雨水に直接晒されるのを防ぐ役割も担っています。面戸漆喰の剥がれは雨漏りの原因になるばかりか、雨水の浸入により棟の葺き土が流れて瓦の勾配が狂うことがあるので、きちんと詰め直さないといけません。
棟瓦を確認すると、紐丸瓦が1箇所割れていることに気づきました。
紐丸瓦にあたる雨水の量は少ない(面積が狭いので)ですが、割れた部分からじわじわと雨水が入るのでコーキングを充填して割れた部分を塞ぐか、瓦を差替えないといけません。どちらでも施工可能なのでご指定いただけたらと思います。(コーキングはいつかは劣化するので差し替えをお勧めします)
A様邸の瓦は一部
凍て割れを起こしていました。
凍て割れとは瓦の表面が弾けて割れる現象のことです。
瓦は少なからず雨水を吸い込みます。冬場の気温が寒い時に瓦の中に入った雨水が凍り、膨張して瓦が割れてしまうのです。
瓦が凍て割れを起こすと割れた部分から雨水が入り、瓦の劣化を進めてしまいます。
瓦がズレている・・・!どうしよう・・・とお困りの方へ
瓦がズレて落ちないかと心配されている方はおられますか?
瓦がズレると雨漏りしたり、落下して二次被害を引き起こすことがありますので、お気づきになられたら街の屋根やさん岸和田店にご相談くださいね。
【軽微な修理も街の屋根やさん岸和田店にお任せください】➡ ちょっとした屋根の補修も街の屋根やさんにお任せください
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