宮崎市本郷にてセメント瓦の葺き直し、棟瓦替えを行った様子をご紹介致します。葺き直しは既存の瓦を再利用し、防水シートや屋根下地だけを新しくする工事になります。瓦をそのまま使う分材料費が抑えられますが、瓦が再利用できる状態にないとできない為、築年数の長さや定期的なメンテナンスの有無を考慮したうえで行っていきます。

　まずは棟瓦を撤去していきます。今回は葺き直しなので平瓦は綺麗に取っておきますが、棟瓦だけは新しく積み替えるので完全に廃棄してしまいます。１０段近く積まれていますので棟瓦だけで１ｔトラックがいっぱいになります。

　野地板の悪くなった箇所を交換して防水シートの改質アスファルトルーフィングを張っていきます。改質アスファルトルーフィングとはアスファルトや鉱物、紙でできたアスファルトルーフィングを改良したもので、更に特殊樹脂やゴムなどを混ぜ込ませて防水性や耐久性などのあらゆる性能を向上させたものです。いろいろな種類があり、性能や価格幅が大きいため、最低限の効力を確保しつつ、ご予算や状況に応じてどのグレードを使うかを選ぶ必要があります。

　今回のブログはここまでで、次回更新分で続きをご紹介したいと思います。次回は瓦を元の状態に戻して棟を新しく積み替える様子や、長尺屋根の塗装なども少しご紹介いたします。



　　　　　　　　　　　　　　　次回のブログはこちら☛『宮崎市本郷にてセメント瓦の葺き直し、棟瓦替え　Ｎｏ．２（＋長尺屋根塗装）』