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神戸市西区 雨漏りを解決する屋根葺き替えリフォームをレポ！
神戸市西区 屋根材(瓦)
【工事のきっかけ】
「雨漏りしてきて困っている。屋根がゆがんでいるようなので見てもらいたい。」
先日、神戸市西区にお住まいの方よりこのようなご相談のお問い合わせをいただき、雨漏り診断のための無料屋根調査へ急行させていただきました！
3階建てのお住まいではしごでは屋根に届かず、2階の窓から身を乗り出して屋根の雨漏り調査をさせていただきました。
調査の結果、築40年の瓦屋根の下地全体が劣化しており、雨水をブロック出来ず雨天の日には屋根に降った雨水が浸透して雨漏りを引き起こしている状態でした。
雨漏り解消のためには瓦屋根の下地全体を交換する必要がありましたが、ご予算としては屋根全面の改修が厳しかったため、特に傷みが激しかった一面を新しく葺き替える「部分屋根葺き替え工事」をおこなうことになりました！
関連ページ
ビフォーアフター
施工前
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施工後
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基本情報
- 施工内容：屋根材(瓦)
- 施工期間：9日間
- 築年数：約40年
- 施工費用：117万1千円（税込み）
- 使用材料：S瓦、7寸丸(釉薬)、桟木(防腐)、棟金具・垂木、なんばん
- 保証年数：7年
まずは、屋根材その他工具の運搬、職人の安全な移動のための足場の架設から工事はスタートします(*^^*)
今回屋根葺き替えをおこなう屋根面の正面に、地面から3階まで組み上げていきます！
今回は雨漏りを解消するための「屋根葺き替え工事」という屋根リフォームをおこないます(*^^*)
屋根葺き替えとは、表面の屋根材（今回は上写真でいうとオレンジ色の瓦ですね）とその下の屋根下地を交換する工事です。
なのでまずは、既存の屋根材であるこの瓦を剥がして撤去する作業からスタートします。
『まずはただ瓦を剥がすのか』と思われたかもしれませんが、実はこの工程、職人が一枚一枚手作業で剥がしていくので地味に1手間と１番手間と時間がかかる工程なんです(*’ω’*)
瓦を剥がすと、下地として敷いてあった葺き土が顔を出します。
昔は瓦屋根と言えばこの葺き土という粘土質の土を敷いて、その葺き土に押さえつけるようにして瓦を設置していたんです。
築40年ということなので、今では葺き土の粘着力もかなり落ちておりパサッとしたような質感です。
瓦を剥がした後、この劣化した葺き土も除去してキレイに清掃します！
次に、防水シート(ルーフィング)を敷いていく工程です。
さきほど除去した葺き土は現代の瓦屋根では使用せず、下地に上写真のような防水シートを張ります。
雨やこの時期入り込んでくる湿気をブロックしてくれるシートです(^^♪
こちらのシートはアスファルトに合成ゴムや合成樹脂を加えて製造されている「改質アスファルトルーフィング」という防水シートで、非常に耐久性が高いのが特徴です。
もし瓦が風ではがれたりズレて隙間が出来たとしても、このシートが水分をブロックしてくれ、雨漏りを防いでくれます！
20年ほどで交換などのメンテナンスをするのが理想的です。
防水シートを敷いたら、軒先の加工です。
上写真は、この屋根の施工時に瓦と軒の隙間を埋めるために仕込まれていたモルタルをカットしている様子です。
こちらの屋根で使用されている瓦は「S字瓦」という瓦ですが、当時のS字瓦と現在製造されているS字瓦は若干形状が異なるため、隙間を埋めていたモルタルとも会わ合わないので除去しておきます。
代わりに、これから設置する新しいS字瓦に合う形のカバーを取り付けます。
新しい瓦と軒先の隙間を埋めるカバーで、これがないとスズメなどの野鳥やハチが浸入して巣を作ってしまうので、「すずめ口カバー」と呼ばれています(*^^*)
次に、瓦を固定するための下地として桟を固定していきます。
今回葺き替えるのは屋根のうちの一面のみとなります。
隣の屋根面との接合部分は棟(むね)といって、隙間を埋めるために瓦をかぶせる場所です。
この部分にも昔は内部に葺き土が仕込まれていましたが、土なので崩れやすく、震災や台風などの風災で崩れやすいという弱点がありました。
現代では防災対策が重要視されており、崩れにくく頑丈な棟造りとして、まず上写真のような金具を等間隔に設置します。
棟を完成させる前に屋根面を造り上げる必要があります。
今回葺き替える屋根面全体に新しいS字瓦を瓦桟に合わせて設置していきます！
屋根面全体に瓦を葺き終わりました！
瓦を葺き終わったところで、棟の仕上げに取りかかります。
さきほど固定した防災金具に垂木（たるき）とよばれる棟の芯材となる木材を設置します。
垂木を設置し終わりました。
次に、設置した垂木を囲み覆うようにしてなんばん漆喰を置きます。
なんばん漆喰とは、昔の葺き土の代わりに使われるようになった漆喰で、従来の漆喰にシリコンや防水材が加えられた防水性の高い漆喰です。
水と混ぜて攪拌したものを置き、固まるとセメントのように締まります。
雨水の浸入を防いでくれる劣化しにくい漆喰です。
棟の仕上げとして最後に冠瓦を設置します！
さきほど設置した垂木に上から冠瓦をかぶせて、１枚ずつビスでしっかり固定します。
従来の土の上に瓦がのっている状態の棟とは違い、金具・垂木・冠瓦とすべてのパーツがビスでしっかりと緊結された頑丈な棟です。
震災や台風・強風などの風災による強い揺れにも耐えられる頑丈な防災仕様のこの棟は、「防災棟」とよばれ、近年屋根の新築時やリフォーム時に採用され重宝されている工法です(*^^*)
以上の工程で、今回の雨漏りを解消するための屋根リフォーム、「屋根葺き替え工事」が完了しました！
今回の屋根葺き替えリフォームによって屋根下地も一新して雨漏りも無事おさまり、お客様にも大変お喜びいただけました！
今回剥がした既存の瓦は、他の屋根面で今後使用する機会があるかもしれないので、30枚ほど予備としてお客様にお渡ししました(*^^*)
こちらのお客様は、義理のお母さまのお住まいも工事をご依頼いただきました。
いつも良くして下さり、本当にありがとうございました！
こちらのお客様からの声
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