以前の手抜き工事が原因で雨漏りか見てほしい。名古屋市北区
更新日：2022年2月28日
漆喰もバラバラ剥がれてきて防災瓦の上に漆喰が散らかっていて、瓦がずれている箇所もあるそうです。
早速梯子で屋根に上ってみると、防災瓦といって重量が軽いので一段一段釘で固定しないといけないタイプなのですが、全部には打っておらず1段おきに釘を打っていました。
お客様から話を伺うと以前に瓦を葺き直したことがあるそうで、お客様のおっしゃる通りその時の施工が手抜き工事だったのかも知れないですね。
防災瓦を葺き直した時から誰も屋根上に上がっていないとの事なので、もしかしたら葺き直した際に割れてしまったのかもしれません。
他にも防災瓦をコーキングで補修した箇所がいくつかありました。
雨漏りがしている谷の付近に多く割れて補修されている防災瓦がありましたので、何かしら関連しているかもしれません。
谷の部分をしっかりと見ていきます。
谷の付近の防災瓦をコーキングで固定していました。
谷に使っている板金はサビに強いなどの特徴をもった銅板を使用していましたので、特に穴が開いたりとかの問題はありませんでした。
少しの手間だけで済むことですので並びを直してからやってくれていれば、良かったのにと思ってしまいます。
職人の気質の問題ではありますが、監督の管理にも問題があり職人に任せきりだったような気がします。
こちらの瓦は防災瓦といって普通の瓦と違い、防災瓦一枚一枚に釘が打ってあり防災瓦どうしがかみ合う構造になっていますので、簡単には外すことが出来なく瓦の下地を見る事が出来ませんでした。
重ね代の部分が見えていますので、風が強い時には逆水等で瓦の中に雨が入ってしまう可能性が高くなっています。
防災瓦の場合、軽くて割れやすいという性質を持っていますので、瓦を外す時にかみ合わせの部分が割れやすくなっています。以前に葺き直しをした際に割れてしまっていますので防災瓦の強風による耐久性が損なわれてしまっています。
お客様が普段から確認できる場所ではないので、屋根に詳しい業者に点検依頼をすることをお勧めします。
見分けるのが難しいことではありますが、お客様に見えないのをいいことに屋根に上り瓦をわざと割ってしまう悪質な業者がいるのが事実です。
それに不安になられて点検を気軽に受けられないお客様が多いので、街の屋根やさん名古屋南店ではお客様と一緒に確認できるようにドローンを使用しておりますので、安心してご用命ください。
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