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さいたま市岩槻区で屋根カバー工法を致しました!「パミール」から「アルマ」へ!同じメーカーの昔と今!
更新日:2023年6月28日
さいたま市岩槻区の皆様こんにちは(*'ω'*)!
街の屋根やさん春日部店です♪
今回は、屋根のカバー工法についてお話したいと思います♪
カバー工法ってなんの事だろう?と思った方も説明していくのでご安心ください!!
屋根のカバー工法とは、今ある現状の屋根材の上から新しい屋根材を被せる(カバーしていく)工法の事です!
既存の屋根の上にルーフィングと言って防水シートを張り、その上に新しい屋根材を被せていく施工方法なんです( `ー´)ノ
さて、最初の写真ですが屋根材が剥がれているのがわかりますね。
これはニチハ株式会社から1996年~2008年に製造・販売されていた「パミール」という屋根材になります。
この時期は、アスベストの使用が法律で禁止され始めた時期で、各メーカーはアスベストを使わないノンアスベストの屋根材を開発しました。
ですが、アスベストに代わる素材で試行錯誤をして販売した結果、問題を抱えた屋根材が誕生してしまい、その先駆け製品として販売された中の1つが今回の「パミール」です。
現在は販売中止になっていますが、当時は良いとされていたものが年月が経ち、今問題が起こってしまっているお家が多くあるのが現状です。
最もニチハの「パミール」だと分かる代表的な症状は「層間剥離(そうかんはくり)」です。
「パミール」はミルフィーユ状の屋根材になっているので表面が剥がれだしボロボロと崩れてしまうと問題になりました。
また、屋根材を固定する為のビスも問題で水分で結露してしまい、ビスのサビ発生リスクやビスを伝わり野地板に雨水の侵入を許してしまうリスクもあります。
以上の事から劣化している屋根を塗装しようとしてもひどく剥がれてしまうので塗装等できる状態ではなくなってしまうのです。
そういった塗装の難しい屋根は、今回のような屋根カバー工法という形で施工していきます。
では、さっそく作業していきましょう!
既存の屋根の上に屋根をのせる、と言っても凹凸がある状態では上手くいきません。
なので最初に屋根の上を平らにしていきます!
屋根材を固定している棟板金(むねばんきん)そして、棟板金の下にある貫板(ぬきいた)、あとは屋根の端についている雪止めを外します。
屋根の凹凸がなくなったら今度はルーフィングといって、屋根の上に防水シートを張っていきます。
雨は上からだけではなく、風の影響でいろんな方向から降ってきます。そうなると屋根材だけで防ぐのは難しくなってしまうので、屋根材の下に防水シートを張ります。
防水シートは劣化はありますが、破れたりしない限り20年程持つと言われています(*^^*)
そして、谷板金(たにばんきん)も設置していきます。
谷板金は、谷樋(たにどい)とも呼ばれていて、雨樋と同じ機能を持った部分になります。
屋根に降ってきた雨水を谷板金が設置されている面で集め、軒樋(のきどい)へ排水します。
排水された雨水は軒樋や竪樋(たてどい)を通じて下水に排出されていく仕組みになっています(⌒∇⌒)
ルーフィングを終えたら今度は屋根材の設置です!
今回の屋根材はニチハ株式会社のアスファルトシングル「アルマ」を使いました!
他のアスファルトシングルに比べると安価で表面に特殊コーキングをしているので、ひび割れや錆びに強い材質です。
耐久性があるのでメンテナンス時期も10年~20年と長いものになっています。
ただ、こちらの屋根材弱点があり、積雪に弱く使用できる地域は垂直積雪量がおよそ120㎝以下と限られています。
屋根材は専用の釘を使って取り付けていきます。
下から上に向かって設置していくのですが、その途中で雪止めも取り付けていきます(*^^*)
屋根はすべてがまっすぐなわけではありません。
こういった曲線は絶対にあるのでそこは同質の屋根材に熱を加えてその位置に適した角度を作ってはめていきます。
棟(むね)部分も同様に同質の屋根材に熱を加えて形を作って仕上げていきます!!
このひと手間を加えたことによって、見た目も美しく見えますね(*^^*)
施工が完了しました!!
濃淡があるデザインなのでおしゃれに見えますね!!(*'ω'*)
こちらの屋根材、今回はブラウンを使わせていただきましたが、他にもグリーンやキャラメル等色のバリエーションもあります!
なので、屋根のデザインにこだわりたい方にはおすすめです!!!(*´艸`*)
さて、今回は屋根材が剥がれてきてしまっている屋根だったので「屋根のカバー工法」の工程をご紹介させていただきました!!
屋根の劣化が進んでしまうと雨漏りや、家の腐食に繋がってしまいます。
そうなる前に、定期的なメンテナンスをして備えていきましょう(*^-^*)
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